ニューラルグループとJMAMが協力して人材育成を強化する新サービス

ニューラルグループとJMAMの協業

近年、企業内でのコミュニケーションの質が問われる中、ニューラルグループ株式会社と株式会社日本能率協会マネジメントセンター（JMAM）が手を結び、人材育成支援のための新たな一歩を踏み出しました。この協業により、両社は日本のビジネス環境における「1on1ミーティング」の質を向上させることを目指します。

1on1ミーティングの重要性

現代の職場では、マネージャーと若手社員の価値観のギャップが広がり、対話が難しくなっているという問題があります。このギャップを埋めるため、多くの企業が1on1制度を導入していますが、期待通りの効果を上げられないケースも多く見受けられるのが現実です。さらに、1on1の研修を実施したとしても、実践に移すことが困難であるという課題も浮上しています。
このような背景から、ニューラルグループとJMAMは協業を通じて、1on1ミーティングの質を底上げする新しいサービス「KizunaNavi」を提供することになりました。

KizunaNaviの進化

「KizunaNavi」は、ソニーと共同開発されたAIを活用した1on1支援サービスです。このサービスは、JMAMの監修により、利用者にとってより効果的で実践的なものに進化します。具体的には、1on1ミーティングの前に部下がトークテーマを設定し、上司がその内容を把握することで、面談の質を向上させる機能が新たに搭載されています。これにより、事前準備が整い、1on1の効果が高まります。

協業による相乗効果

JMAMはKizunaNaviをテスト導入し、実際の利用を通じて得たフィードバックを基にサービスの改善を図りました。これにより、サービスはさらなる実績を挙げています。そして、KizunaNaviを通じて、研修で得た知識やスキルが実際の業務にどのように活かされているのかを可視化し、定着を図ることが可能になるという新しい価値も提供します。

2024年9月30日からはJMAMによるKizunaNaviの代理販売も開始され、企業内コミュニケーションの活性化が期待されています。

ニューラルグループとJMAMのビジョン

ニューラルグループの取締役常務執行役員岩切翼氏は、この協業が組織の人的資本の最大化に寄与すると信じています。彼は、「我々はAI技術を用いてコミュニケーションの課題を解決し、より効果的なサポートを提供できる」と語っています。一方、JMAMの取締役、嶋元洋二氏は、「KizunaNaviにより、管理職の対話力が高まり、職場のマネジメント力の向上につながる」と述べています。