長野県白樺湖エリアに新たな民間資産管理会社「白樺村」誕生

白樺湖地域に新たに設立された「白樺村」

長野県の美しい自然に囲まれた白樺湖周辺に、新たな民間エリアアセットマネジメント会社「白樺村」が設立されました。この会社は地域課題の解決を目指し、持続可能なレイクリゾートの実現を目指しています。今回、特に注目を集めているのは、地主である柏原財産区との土地利活用連携協定の締結です。

【白樺湖地域の魅力】

白樺湖は標高約1400メートルの北八ヶ岳山麓に位置し、その名の通り、白樺の木々に囲まれた明るく清らかな湖です。周囲には車山と蓼科山がそびえ、冷涼な風が感じられるリゾートエリアでもあり、四季それぞれに多彩なアクティビティが楽しめます。さらに、湖畔には有名なドライビングコース「ビーナスライン」が連なり、観光客にとっても魅力的なスポットです。

昨年、茅野市と立科町が共同でレイクリゾートを目指す「レイクリゾート構想」を発表し、この地域のさらなる発展が期待されています。

【創業の背景】

「湖のあるライフスタイル」が未来に向けた選択肢であると考えた矢島代表を中心に、私たちはこれまでにイベントやSNSを通じて白樺湖の魅力を広めてきました。これにより、地域の活性化を目指す「白樺村構想」が育まれ、具体的な事業としてアセットマネジメントを中心に始動します。

ただし、白樺湖周辺の土地は、長年の間、借地権制度が維持されてきたため、新規参入者にはさまざまな課題がありました。土地の所有・管理体制がこれまでの乱開発を防いできた一方で、他の事業者が跋扈しづらい環境でもありました。このような背景を踏まえ、白樺村の設立が急務であると認識されました。

【白樺村の具体的な取り組み】

「白樺村」では、以下の点を中心に活動を展開します。

1. アセットマネジメント
- 物件の改修や不動産情報の提供、建物の売買や賃貸仲介、公共スペースの商用レンタル等を行います。特に、同社が保有する物件については賃貸が可能となり、新たなビジネスチャンスを生む契機となることでしょう。

2. 地域コミュニケーションの促進
- 移住希望者や開業希望者への相談窓口を設け、地域内外に向けた情報発信を強化します。特にSNSを活用し、バーチャルな観点からのコミュニケーション拡大を図ります。

これらの活動は、地域に深く根ざした株式会社 quodと提携することで、よりスムーズな運営と情報発信の強化を目指します。