味の素株式会社がカンヌライオンズでの歴史的会合を主催
2025年6月16日、世界最大級のクリエイティビティの祭典として知られる「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」において、味の素株式会社が日本のメーカーとして初めて公式セッションを主催することが決まりました。このセッションは「Inspire, Reinvent, Globalise: Secrets of Japanese Food Creativity」というテーマで、世界中で魅了し続ける日本食の独自の創造性について探求します。
このセッションでは、味の素株式会社の欧州アフリカ本部長である森妹子氏や、フランスで最年少のミシュラン星を取得した松嶋啓介氏、そしてPR戦略の専門家である本田哲也氏が登壇し、異文化からのインスピレーションをどのように活かすかや、ローカル文化との共鳴の重要性、多様性の時代における「クリエイティブの余白」の役割について語ります。
この機会を通じて、参加者は日本の食文化がいかにグローバルなクリエイティビティに影響を与え、革新を促進するかを学ぶことができます。セッションでは、日本食が世界の食文化から受けたインスピレーションやその創造的循環モデルについて深堀りし、参加者に新たな発想のヒントを提供します。
登壇者のプロフィール
最初に紹介されるのは、味の素株式会社欧州アフリカ本部長の森妹子氏です。彼女は1995年に味の素に入社し、研究や事業開発の分野で幅広い経験を積んでおり、科学的アプローチと市場戦略の両面でスキルを活かしています。彼女のリーダーシップのもと、味の素はグローバル市場での価値創造を進めてきました。
次に、松嶋啓介氏。彼は幼少期からの夢をかなえフランスに渡り、ニースに自身のレストランを開設。彼の料理は、フランス国内でミシュラン星を獲得し、多くの支持を集めています。松嶋氏は現在、自身のレストランだけでなく、講演活動や料理教室も開催し、良い食文化の理解を広めています。
最後に、本田哲也氏。PR業界での実績が豊富な彼は、数々の国内外の企業との協力を通じて新たな取り組みを行っています。特にカンヌライオンズでは公式スピーカーや審査員を務め、広告業界のトレンドを見守っています。
カンヌライオンズとは
カンヌライオンズは、世界中のクリエイティビティやマーケティングの専門家が集まり、最新のトレンドや技術を共有する場です。毎年約100の国から参加者が集まり、多様の分野の最高峰が一堂に集まります。2025年の開催は6月16日から20日までで、味の素のセッションはその中で特に注目されています。
このセッションは、単なる食文化の紹介にとどまらず、グローバルなクリエイティビティにどう結びつくかを探求する貴重な機会となります。参加者は日本の食文化が持つ奥深い創造性に触れ、新しいアイデアの種を得ることができるでしょう。ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいイベントです。