2025年4月の賃貸マンション・アパート募集家賃動向まとめ

2025年4月の賃貸マンション・アパートの家賃動向

アットホーム株式会社が実施した最新の調査によると、2025年4月の全国主要都市での居住用賃貸マンションとアパートの募集家賃が前年同月を上回る傾向が見られます。特に、東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県、そして北海道の札幌市においては、いずれも前年を上回る値を記録しており、これが今後の住宅市場に与える影響を考える上で非常に興味深いデータとなっています。

全体的な動向

今回の調査データによると、マンションの平均募集家賃は特に東京都の23区を中心としたエリアで上昇しており、29か月連続での最高値更新という記録が続いています。カップル向け物件も含め、神戸市と広島市を除く11エリアで前年よりも高い水準を示しており、東京23区、神奈川県、埼玉県、千葉県、仙台市、大阪市の6つのエリアは、2015年1月以来の最高値を達成しました。

一方で、アパートに関してもカップル向け物件が仙台市と広島市を除く11エリアで前年同月を上回り、特に東京23区、埼玉県、名古屋市、大阪市では最高値を更新しています。ファミリー向けに関しては、仙台市を除く12エリアで前年同月を上回り、京都市と神戸市でも最高値が記録されています。

詳細なエリア別データ

調査対象となったエリアは、首都圏の東京23区をはじめ、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県、北海道の札幌市、宮城県の仙台市、愛知県の名古屋市、京都府の京都市、大阪府の大阪市、兵庫県の神戸市、広島県の広島市、福岡県の福岡市の全13エリアです。これらエリアで登録・公開された居住用賃貸物件のデータをもとに、平均家賃の動向が分析されています。

本調査では、入居者が一ヶ月に支払う「賃料＋管理費・共益費」を