安全なマイクロモビリティ
2025-08-22 11:53:18

マイクロモビリティの安全な走行を支える新しい取り組み

昨今、電動キックボードをはじめとするマイクロモビリティは、新たな交通手段として注目を集めています。特に街中での機動性向上や環境への配慮が求められる中、あいおいニッセイ同和損保とBRJ株式会社は、マイクロモビリティの安全な普及を目指した取り組みを発表しました。2025年9月1日より、テレマティクスデータとジオフェンシング機能を用いて、ノーライドゾーンの設定を行うことで、より安全な走行エリアを構築していきます。

1. 背景


近年、電動キックボードなどのマイクロモビリティは、地域の移動手段として非常に重要な役割を果たしています。しかし、その利用が広がるにつれて、交通法違反や事故が増加しているのも事実です。これに伴い、利用者への交通ルールの啓発や、安全な環境の整備が急務とされています。

あいおいニッセイ同和損保とBRJの提携は、こうした問題意識から生まれたもので、運行の安全性を高めるための施策として、マイクロモビリティ専用のナビゲーションシステムの実証実験や安全性向上を目指す協会の設立などを進めてきました。

2. 取り組み内容


新たなプロジェクトでは、あいおいニッセイ同和損保が持つテレマティクスデータを利用して、モビリティの安全性を向上させることが狙いです。このデータに基づいて、特定のエリアにおける交通事故リスクを分析し、危険度が高い地域をノーライドゾーンとして設定します。これは、電動キックボードがそのエリアに侵入すると自動的に走行が停止することが可能です。

流山市では、約100台のTOCKLE電動キックボードが実施される予定で、クリーンセンター内や流山おおたかの森駅北口といった歩行者にとって危険な場所が組み込まれています。これは2025年9月から開始され、将来的にはBRJが展開する172のエリアへの拡大が見込まれています。

3. 今後の展開


この取り組みを通じて、両社はマイクロモビリティのさらなる安全性や利便性を高め、地域社会に根ざしたサービスとして位置付けたいと考えています。また、テレマティクスを活用した自動車保険のノウハウを地域との連携で活かし、安心で安全な街づくりを進める「SAFE TOWN DRIVE」の実現を目指します。

こうしたプロジェクトは、単なる交通手段の提供に留まらず、地域全体の安全性向上に寄与することが期待されています。マイクロモビリティが普及することで、より快適な移動手段が提供され、人々の暮らしを豊かにすることにつながるでしょう。今後の進展から目が離せません。


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会社情報

会社名
BRJ株式会社
住所
東京都港区北青山1-2-3青山ビル12階
電話番号
03-4500-1575

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