音楽座ミュージカルが新たな創造に挑む
株式会社ヒューマンデザインが主催する音楽座ミュージカルが、2026年10月と12月に新作「カイブツはささやく」を上演します。この作品は、カーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞を同時受賞した児童文学『A MONSTER CALLS』を基にしたもので、ミュージカル化は世界初の試みです。
この新作ミュージカルは「喪失と再生」というテーマを中心に据え、少年コナーと彼に現れる怪物との出会いを描いています。物語は、コナーが病気の母と共に過ごしながら抱える不安や内面的な葛藤に焦点を当てています。裏庭のイチイの木が変身した怪物は、コナーに三つの物語を語り、最終的には自らの物語を語るよう導くというストーリー展開が特徴です。彼が抱える複雑な思いを怪物がどのように解きほぐしていくのか、その過程に目を奪われます。
若者のための舞台芸術体験
音楽座ミュージカルは、子どもたちが舞台芸術に触れられる機会を増やす取り組みにも力を入れています。新作「カイブツはささやく」は、文化庁の支援事業に採択されており、子どもたちを無料で招待する計画や同伴者の割引チケットの提供などが予定されています。これにより、次世代に舞台芸術の魅力を伝える努力が続けられています。
ストーリーの魅力
物語は、コナーが深い喪失感を抱えている中、怪物との出会いから始まります。怪物はコナーに物語を通じて自身の内なる声と向き合う重要性を教えます。コナーは、自分の心の奥に隠された想いを語ることで、成長していく姿が描かれます。特に、彼が「悪夢が現れる理由」を徐々に理解していくプロセスは、観客の心をつかむでしょう。
脚本・演出の思い
脚本と演出を手がけるのは音楽座ミュージカルの代表、相川タロー氏です。彼は「怪物はささやく」を通じて、言葉にならない思いを大切に扱うことの重要性を強調しています。「大切な人を失うことは辛いが、失うからこそ見つかるものがある」とのメッセージが、この作品には盛り込まれています。相川氏は、本作を通じて多くの人に共感してもらえることを願っています。
公演情報
新作「カイブツはささやく」は、2026年10月11日に大田区民ホール・アプリコでのプレビュー公演を皮切りに、12月11日から20日まで草月ホールにて東京公演が行われます。チケットは、音楽座メイト会員への先行販売が行われるほか、一般向けの発売も予定されています。
この新作ミュージカルは、音楽座ミュージカルが多年にわたり培ってきた「喪失と再生」のテーマを再び味わえる貴重な機会となります。音楽座ミュージカルは、これからも独創的な舞台芸術を創造し続け、日本の文化を新たな方向へと導いていくことでしょう。
詳しい情報は音楽座ミュージカルの公式サイトをチェックしてみてください。