障がい者の視点を活かした新たなライフスタイル提案の実現

日本では、身体的、発育的、精神的に障がいを抱える人々が約780万人存在しています。彼らの生活を支える上で、特に親や家族が先立ったときに、どのようにして安定した生活を持続させられるかという問題は非常に重要です。この課題に真摯に取り組むため、私たちは2014年9月に障がい者就労支援を目的とした企業「株式会社ライフスタイルシティー」を設立しました。設立から2年が経過した今、私たちは“楽しく、明るく、夢につながる”という理念のもと、障がい者の自立と自活を目指し、活動を続けています。

世の中では障がいを持つ方々が「弱者」と見なされることが多いですが、彼らは独自の視点で物事を考える能力を持っています。この特性を活かして、新しいビジネスの形を模索することが私たちの挑戦の一つです。そこから生まれたのが「新たな視点からのライフスタイル提案」です。従来の平面図からの提案ではリアリティが欠けていたため、私たちは3Dパースや360°パノラマ画像を利用して、具体的に生活のイメージを描けるよう工夫しました。これにより、それぞれのライフスタイルにマッチした内外装デザインが実現し、スタッフはより効果的にクライアントのニーズに寄り添えるようになりました。

加えて、私たちは住宅提案型の「ライフスタイル住宅デザイン」部門を設立する準備も進めています。この新しい取り組みは、障がいのある人々が自分に合った住まいを見つけやすくする手助けとなり、さらなる生活の質の向上を目指しています。これを支えるために、私たちはブログサイト「ライフスタイルフューチャー」（http://ameblo.jp/houseshokunin）を開設しました。このプラットフォームを通じて、さまざまなライフスタイルを実現している方々との意見交換が行え、より良い生活への示唆を得ることができます。

私たち「株式会社ライフスタイルシティー」は、ライフスタイルデザインを基盤にした多様な分野へのチャレンジを続け、障がいを持つ方々の事業を成長させることを目指しています。未来に対する明るい視点を持ち、共に歩んでいく社会をつくることで、障がい者の方々がより良い生活を手に入れられるよう貢献していきます。