W株式会社は、スタートアップ企業の東南アジア市場進出を支援するプログラム「Tokyo ASEAN Bridge」の一環として、インドネシアのジャカルタで現地視察を行いました。参加したのは、採択されたシードからシリーズAフェーズのスタートアップ10社で、業種も多岐にわたり、FintechやEdtech、エンタメ、スポーツ、ペット関連の企業が集結しました。
まず、視察の目的についてです。このプログラムは、東南アジア最大の市場であるインドネシアをターゲットに、スタートアップの海外展開に対するハードルを下げることを狙いとしています。もちろん、最終的な目標はユニコーン企業の誕生です。現地のVCや企業、起業家とのネットワーク構築を重視し、シームレスな支援を実現しています。
参加した企業一覧は以下の通りです。
- - Anique株式会社:EC・XR・AIを駆使し、グローバルのアニメファン向けに新しいエンタメ体験を提供。
- - ANCHI株式会社:Vtuber向けのグッズ販売ストアを運営。
- - ガレージバンク株式会社:「cashari」という個人向け動産リースバックサービスを提供。
- - 株式会社Zaimo:誰でも簡単にビジネスプランを作成できるサービス「Zaimo.ai」を展開。
- - 株式会社Sally:マーダーミステリーを楽しむためのアプリ「ウズ」と、その制作サービス「ウズスタジオ」の運営。
- - ビー・インフォマティカ株式会社:マレーシアの中小企業向けに事業性マイクロローンを提供。
- - 株式会社Playbox:AIを通じてスポーツ映像解析や自動撮影システムを構築。
- - 株式会社Mathmaji:日本の算数教育を海外に展開。
- - mov株式会社:ショートコンテンツのグローバル配信プラットフォームを提供。
- - 株式会社yue:温浴施設の展開とコンサルティングを手掛ける。
現地視察中は、東南アジアのeスポーツ企業「Attention Holdings」、VCの「Living Lab Ventures」、W fundの投資先「Noctua」などを訪問しました。また、TikTokのマーケティング専門家による勉強会もあり、実践的な知識も共有されました。さらに、約100名の地元起業家や投資家が参加するネットワーキングイベントも開催され、スタートアップ各社はブースを出展して交流を深めました。
参加者からは「実際に現地の方々と意見交換できたことが非常に貴重だった」との声が聞かれ、現地の雰囲気や文化を体験する一方で、ビジネスの可能性を実感する機会ともなりました。また、早速、インドネシアの大手配信プラットフォームとの協業の話も進んでおり、プログラムの成果が形に現れる兆しも見えています。
今後の「Tokyo ASEAN Bridge」プログラムに参加希望の方は、公式サイトから応募が可能です。
Wファンドは、日本発のスタートアップが海外で成功するためのサポートを行っており、特に東南アジア市場に注力してきました。注目の企業やビジネスに投資し、未来のユニコーン企業の創出を目指しています。新しいアイデアとビジネスチャンスを持った企業の関与を心から歓迎します。