OmiCareが健診を変える
2021-07-12 20:05:05
ベトナム初の健診システム「OmiCare」が医療現場に革新をもたらす
ベトナム初の健診システム「OmiCare」の誕生
ベトナムでは、企業の労働者や団体の職員に対し、年に一度の健康診断が法的に義務づけられています。従来、この健康診断は健診センターではなく、病院や診療所で行われるのが一般的です。しかしながら、現場からは健康診断に必要なデータ管理や業務管理に関する課題が指摘されています。とりわけ、既存の電子カルテシステムが健診専用ではないため、対応が不十分であるという声が多く聴かれます。
このような状況を背景に、特に健康診断に特化したシステムの開発が急務となっています。そこで登場したのが、OmiCareが開発したベトナム初の独自健診システムです。2021年6月より、OmiCareはこのシステムの提供を開始しました。
健診業務の効率化
OmiCareの健診システムは、受付からフォローアップに至るまで、すべての健康診断業務を一元的に管理することを可能にしました。このシステムを導入することで、現場の利便性は大いに向上し、利用者からも好評の声が寄せられています。例えば、患者のデータがスムーズに管理されることで、医療従事者はより迅速で正確なサービスを提供できるようになりました。
更に、OmiCareのシステムは、企業向けの従業員健康情報管理システムと、個人向けの健康情報管理アプリ(PHRアプリ)を同時に提供しています。これにより、企業や個人の顧客は健康診断の結果をいつでもどこでも確認できるようになります。健康情報管理の簡便さは、今後の健康管理のあり方を大きく変える可能性を秘めています。
これからの展望
2021年6月26日には、ハノイに位置する日系クリニック「さくらクリニック」にもこのシステムが導入されました。OmiCareは今後、より多くの医療機関へ健診システムを展開し、ベトナム国内の健康診断業務を支える基盤となることを目指しています。
「このシステムを通じて、健診業務の透明性と効率性を高め、患者と医療従事者双方にとってより良い環境を整えたい」とOmiCareの担当者は語っています。この新しい試みがベトナムの医療現場にどのような変化をもたらすのか、今後の動向が期待されます。
健康管理の重要性が増している現代において、OmiCareの健診システムは、効率的な健康診断業務の実現を通じて、医療の質向上に寄与することが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
Ominextグループ株式会社
- 住所
- 中央区 東日本橋3-4-18東日本橋EXビル 2階
- 電話番号
-
03-6667-0786