岡山大学の「微生物エクスプローラーズ」第4回ミーティング報告と今後の展望

岡山大学が進める「微生物エクスプローラーズ」とその意義

2025年6月23日、国立大学法人岡山大学は、異分野融合と新たな研究拠点の形成を目的とした「微生物エクスプローラーズ」の第4回ミーティングを鹿田キャンパスで開催しました。このイベントは、教員や産学官連携本部長、学術研究コーディネーターなど、総勢15名の研究者が参加し、ハイブリッド形式で進行しました。

ミーティングの概要と講演内容

ミーティングは、発起人である守屋央朗教授の挨拶に始まりました。その後、医歯薬学域の大原直也教授が「抗酸菌の葉酸代謝とメチオニン代謝」に関する講演を行い、続いて本田知之教授が「内在性ウイルス」とその立場について、髙原政宏助教が「消化器疾患と細菌」に関連するテーマで講演を発表しました。これらの講演は、各分野の専門家によって行われ、質疑応答を通じて活発な議論が展開されました。

自由討論では、講演内容を基にさらなる質疑が交わされ、他の学内研究拠点や多大学、企業との連携の可能性についても意見を出し合いました。特に、異分野融合による新たな研究シーズの発見が期待され、参加者間での交流が深まりました。

交流会での参加者の反応

ミーティング終了後、山田浩司研究教授の研究室にて交流会が行われ、参加者同士の親交を深める貴重な機会となりました。この場での意見交換は、今後の研究や協力関係に繋がる実りの多い時間となったようです。

今後の予定と期待

次回の第5回ミーティングは、2025年7月28日午後3時30分より、津島キャンパスの「共創イノベーションラボ」で開催される予定です。参加者はさらなる研究交流に期待を寄せています。

「微生物エクスプローラーズ」の設立は、微生物研究に従事する研究者同士の交流を促進することを主な目的としています。新しい共同研究の可能性を広げ、各自の知見を結集していくことで、今後の研究環境のさらなる充実が見込まれます。