四国初の無人決済店舗「chopitto 松山大学店」の誕生
2024年10月1日、愛媛県松山市にある松山大学のキャンパス内に、株式会社レデイ薬局による四国初の無人決済店舗「chopitto 松山大学店」がオープンしました。この店舗は、松山大学との連携協定を基にした初の試みであり、地域社会のニーズに応える新たなストアフォーマットとしての役割も期待されています。
出店の背景
株式会社レデイ薬局は2023年7月に、松山大学との連携協定を締結しました。これは、お互いの資源を活用し、地域社会と教育・文化の発展に寄与することを目的としています。この取り組みの一環として、無人決済店舗「chopitto」が実現しました。これにより、松山大学の学生や教職員が便利に利用できる環境が整いました。
「chopitto」のコンセプト
「chopitto」とは、ちょっとしたものを手軽に精算できる、手軽さと便利さを重視した店舗です。名前の由来にもその思いが込められています。学生たちは、授業前や休憩時間にサッと立ち寄り、素早く買い物を済ませることができます。
店舗の特長
この無人決済店舗は、最先端の技術を駆使し、カメラとセンサーを活用してお客様の動きや手に取る商品を自動で認識します。そのため、バーコードをスキャンする必要がなく、会員登録や専用アプリも不要です。学生は、入店から退店まで最短20秒での買い物が可能となり、忙しい日常の中で時間を効率よく使うことができます。
また、「chopitto 松山大学店」は完全キャッシュレス決済を実現しており、QR決済、クレジットカード、電子マネーなど、さまざまな支払い方法が利用可能です。これにより、学生たちは現金を持ち歩く必要がなく、スムーズなお買い物体験が楽しめます。
利用方法
買い物の手順もシンプルです。商品を手に取った後、出口で画面に表示された内容を確認するだけで、支払いが完了します。これにより、ストレスなく買い物を楽しむことができるでしょう。
無人決済システム「TTG-SENSE MICRO W」
「chopitto 松山大学店」には、株式会社TOUCH TO GOが提供する無人決済システム「TTG-SENSE MICRO W」が導入されています。このシステムは、特に小さな店舗でも効率的に無人運営を行うためのもので、天井に設置された20台のカメラと棚のセンサーが連携し、リアルタイムでお客様が手に取った商品を認識します。これにより、レジでの待機時間がなくなり、スムーズな会計が実現されます。
今後の展望
今回の店舗運営を通じて、レデイ薬局は無人決済店舗の運用ノウハウを蓄積し、今後はスペース不足や人手の問題で出店が難しかった場所への展開も検討しています。また、将来的にはカウンセリングが必要な商品を無人で販売するプロジェクトも視野に入れています。
「chopitto 松山大学店」は、地域社会に根ざした新しい形のドラッグストアとして、多様なニーズに応える店舗となることを目指しています。レデイ薬局は今後もデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、地域に寄り添った取り組みを継続していきます。
店舗情報
- - 店舗名: chopitto 松山大学店
- - 所在地: 愛媛県松山市文京町4番地2 松山大学 文京キャンパス5号館1階
- - 営業時間: 8:00~22:00
- - 休業日: 大学一斉休暇日に準じる
- - 支払方法: QR決済(PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAYなど)、クレジットカード、電子マネー(楽天EDY、WAON、Suica、ICOCAなど)
- - 店舗面積: 約15㎡
- - 取り扱い品目: おにぎり、パン、菓子、アイスクリーム、冷凍食品、飲料、デザートなど約400品
新しい買い物の形を示す「chopitto 松山大学店」。ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。