大阪府池田市、いけだピアまるセンターの保全寄付を募るプロジェクト始動

大阪府池田市は、老朽化が進む国登録文化財「いけだピアまるセンター」の修復と保全を目的とした寄付を、2025年5月16日から受付けることを発表しました。この取り組みは、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を通じて実施され、寄付者は具体的な使途を選択しやすく、地域へのメッセージを投稿することも可能です。

プロジェクトの概要

ふるさと納税の仕組みを利用した「さとふるクラウドファンディング」では、寄付金の使い道に応じたプロジェクトへの支援を募ります。今回は「創建100年国登録文化財『いけだピアまるセンター』を未来へつなぐプロジェクト」という名称で、目標寄付額は2,000万円に設定されています。受付期間は2025年5月16日から2025年7月31日までの約2ヶ月間です。

さらに、このプロジェクトの詳細情報は、以下のURLで確認できます：
プロジェクト詳細ページ

いけだピアまるセンターの歴史

「いけだピアまるセンター」は、かつて地域の銀行として経済を支え、その後図書館として市民に親しまれてきました。現在では、インキュベーション施設としても機能し、多くの新たな挑戦者を支援しています。池田市では、時代の変化や地域のニーズに応じて、この建物の活用方法を模索し続けており、今後も地域の皆さまに愛される場となることを目指しています。

市からは、「利用者と共に新たな価値を生み出し、この建物が未来を担う世代にも大切にされ続けることを願っています。みなさまのご支援をお願い申し上げます」とのメッセージが寄せられています。

組織の取り組み

また、株式会社さとふるは、株式会社CAMPFIREと業務提携を結んでおり、両者はふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングプロジェクトを共に展開しています。寄付申込みは、どちらのサイトでも可能で、地域の活性化に寄与するさまざまな取り組みを連携しながら進めています。

「さとふる」は、寄付者向けに自治体や返礼品の選択、寄付の手続きなどを行っており、自治体向けには寄付の募集から申込み受付、資金の管理なども支援しています。また、地域情報サイト「ふるさとこづち」を通じて地域活性化の取り組みも紹介しています。