旅行業界のデジタルトランスフォーメーションを推進するマタタビ Suite

『マタタビ Suite』の導入とその背景

株式会社アジェンダが開発したクラウドサービス『マタタビ Suite』が、旅行会社の株式会社アイラスに導入されました。この導入は、業務改革を目指す同社の重要なステップです。

1992年に設立されたアイラスは、元々日本アイ・ビー・エムの福利厚生部門から独立した企業で、旅行サービスや保険代理業務を中心に県内で活躍しています。業務渡航を主な業務とし、ビジネス、レジャーに関わる双方向性を持つ同社ですが、以前使っていた基幹システムにはいくつかのシステム上の課題が存在しました。

特に、情報共有の難しさや業務の属人化、そして独自のカスタマイズによる拡張性の制約は、迅速な顧客対応を阻害する要因となっていました。『マタタビ Suite』の導入によって、これらの課題を解消し、業務をよりシステマティックに行うことが可能となります。

導入後に得られた効果

1. 属人化の解消とサービスレベルの向上

『マタタビ Suite』を導入することにより、業務に関する情報が一元管理できるようになりました。これによって、チーム全体での迅速かつ適切な顧客対応が可能となり、属人化が解消されたことでサービスの質が向上しました。従業員が各自の業務に集中できる環境が整い、全体のサービスレベルが向上したのです。

2. 経理業務の効率化

経理システムとの連携が強化され、毎月の売上データの確認作業が著しく効率化されました。これにより、請求内容や支払日などの変更も容易に管理できるようになり、急な変更にも迅速に応じられる体制が整いました。

3. サーバー管理業務の負担解消

以前使用していたオンプレミス型のシステムは、サーバーの管理に多くの手間がかかり、社員にとって大きな負担でした。一方、『マタタビ Suite』はクラウド型であるため、サーバー管理の負担が軽減され、社員は本来の業務に専念できる環境が提供されています。

マタタビ Suiteの位置付け

『マタタビ Suite』は、旅行業界向けに特化された国内初の完全クラウドサービスです。インフラの移行により、コスト削減を図りながら、安定した運用も実現しています。

このサービスには特許技術も多数搭載されており、業務の効率化やセキュリティの強化、チームワークの促進に寄与しています。今後も『マタタビ Suite』は、旅行業界のデジタルトランスフォーメーションを推進することで、経営の改善、業務の効率化を促進していく予定です。