三菱電機、関西万博「世界青少年発明工夫展2025」に協賛出展
2025年8月6日(水)と7日(木)の2日間、大阪・関西万博で開催される「世界青少年発明工夫展2025」に三菱電機が協賛して出展します。このイベントは、公益社団法人発明協会が主催し、世界中の青少年に創造性と国際感覚を育てることを目指しています。
三菱電機の取り組み
三菱電機は、2009年から「みつびしでんき科学教室」というプログラムを通じて、子どもたちに科学やテクノロジーを体験させる活動を行っています。このプログラムでは、電気や熱、音、光、風、通信、プログラミングなどの基本原理を、実験や工作を通じて理解することを目的としています。今回の出展を通じても、未来のエンジニアを育てるための一助となることを目指しています。
出展するテーマと内容
三菱電機の出展テーマは「宇宙を身近に。月面着陸と宇宙関連技術」です。具体的な出展内容としては、以下の2つがあります。
1. 月面着陸VR体験:宇宙の冒険に出かけよう!
2024年に成功した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型月着陸実証機であるSLIMが月面に着陸する様子を、VR技術を用いてリアルに体感できます。これにより、参加者はSLIMの飛行経路や月面データを基にしたリアルな体験ができ、まるで月面に立っているかのような感覚を味わえます。特に、デジタルツイン技術を活用することで、実物を見ている感覚を実現しています。これには、地球、月、太陽の位置関係もリアルに再現されます。
2. 人工衛星の熱制御技術を体験しよう!
本プログラムでは、宇宙での温度変化が激しい環境下で人工衛星を正常に動作させるために必要な特殊技術「ヒートパイプ」を体験する科学教室も開催します。この技術を活用した「体温で氷を切る実験」を通じて、衛星がどのようにして熱制御を行っているかを学ぶことができます。
イベント情報
「世界青少年発明工夫展2025」は、大阪・関西万博EXPOメッセ「WASSE」で行われます。参加者は、13カ国からの作品や体験型ブースを通じて、さまざまな科学技術や創造性を体験できる機会が用意されています。日本では、2004年の東京、2017年の愛知に続いて、3回目の開催となります。
開催日時は、2025年8月6日(水)10:00~17:00、8月7日(木)10:00~16:00です。来場する子どもたちにとって、未来の可能性を広げる貴重な体験となることでしょう。
三菱電機の宇宙システム事業
三菱電機は、国内外の衛星開発や製造を通じて、日本の宇宙開発をリードしています。今後も先端技術を強化し、より持続可能で豊かな社会の実現に向けて挑戦し続けます。また、社会的課題の解決にも貢献するため、デジタル技術やサステナビリティの追求も重視しています。
1957年の創業以来、三菱電機の歩みは信頼と革新の歴史です。これからも技術革新を通じて、活力あふれる社会の実現に努めていきます。参加を通じて、子どもたちが自らの可能性を見つけ、新しい発明に挑戦するきっかけとなることを願っています。