就職活動速報:2026年卒業予定者の内定状況
株式会社キャリタスが実施した調査によると、2026年3月卒業予定の大学3年生(理系大学院修士課程1年生含む)の内定率が47.7%に達しました。この数字は、前年同期の43.2%から4.5ポイントの上昇を示しています。調査は2025年3月1日から6日にかけて行われ、1,105名の学生が回答しました。
内定状況の詳細
内定率の上昇は多くの学生にとって希望をもたらすものでしょう。今回の調査では、内定を得ている企業の約71.9%がインターンシップ等に参加した企業であることがわかりました。これにより、インターンシップが就職活動において重要な役割を果たしていることが浮き彫りになっています。
エントリー状況
さらに、学生がエントリーした企業数の平均は19.5社で、昨年同期の21.2社と比べて減少しています。これは、学生が就職活動においてより集中的に取り組もうとしている傾向を示唆しています。
就職活動の心境
就職活動が解禁されたことに対する学生の心境についても興味深い結果が出ました。「いまさらという感じ」という声が過半数(54.1%)を占め、「本格的に始まった」と感じる学生は41.0%にとどまりました。これは、既にインターンシップを経験したことで、心の準備が整っている学生が多いことを示しています。
調査の概要
この調査は、キャリタス就活学生モニター2026を使用して行われ、文系男子225人、文系女子488人、理系男子234人、理系女子158人の合計1,105人が参加しました。調査の実施は株式会社キャリタス、調査方法はインターネットを通じて行われました。
詳細なレポートは
こちらから参照できます。確報詳細レポートの発行は3月下旬を予定しています。
内定は内々定を含み、1日以内のプログラム等も対象に調査されています。就職市場の現状がどのように変化しているのか、この数値から今後の動向が注目されます。