高齢者の在宅医療をサポートする「MAMORUNO」が板橋区医師会で採用
株式会社ZIPCAREが開発したスマートケアセンサー「MAMORUNO」が、公益社団法人板橋区医師会にて在宅医療推進強化事業に採択されました。
「MAMORUNO」は、高齢者の健康状態や生活環境を24時間365日モニタリングするセンサーデバイスです。脈拍、呼吸、体動、睡眠時間などの生体情報をはじめ、温度、湿度、気圧、照度などの環境情報も収集することができます。
板橋区医師会では、高齢者の増加と医療従事者の不足という課題を背景に、地域医療の質向上と安全性の確保を目指しています。「MAMORUNO」を活用することで、高齢者の自宅療養を安全にサポートし、急変時の迅速な対応、本人や家族の不安軽減、医療費抑制効果などが期待されています。
「MAMORUNO」で実現する安心と安全な在宅医療
「MAMORUNO」は、以下の機能によって高齢者の在宅医療をサポートします。
健康状態のモニタリング: 脈拍、呼吸、体動、睡眠時間を24時間365日モニタリングすることで、健康状態の変化を早期に検知し、必要な医療介入を迅速に行うことができます。
居室環境のモニタリング: 温度、湿度、気圧、照度をモニタリングすることで、熱中症や快適な生活環境の維持をサポートします。
「チーム介護と家族」の連携: 地域の医療機関と連携し、在宅介護や施設での見守りをセンサーと相互通話可能なカメラを活用してシームレスに接続することで、よりスムーズな情報共有と連携体制を構築します。
板橋区医師会が「MAMORUNO」を採用した理由
板橋区医師会 理事の野村和至様は、「MAMORUNO」を採用した理由について、以下の点を挙げています。
設置が簡便で、機器の持ち運びがしやすい: 高齢者でも簡単に設置・操作できるため、負担なく利用できます。
様々な生体情報や生活環境情報が取得できる: 健康状態の変化や生活環境の変化を早期に把握し、必要な対応を迅速に行うことができます。
スマートウェルネス住宅への発展可能性: 温度や湿度管理を通じて健康を維持し、病気を予防できるスマートウェルネス住宅への発展も見据えています。
今後の展開
板橋区医師会では、「MAMORUNO」を活用した地域に密着した医療DXを推進し、高齢者の安心安全な生活を支援していく予定です。
「MAMORUNO」は、高齢者だけでなく、介護者にとっても大きな安心をもたらすサービスです。今後、ますます多くの地域で導入が進み、高齢者の生活の質向上に貢献していくことが期待されます。