モーニングテック社の挑戦
2015-12-28 20:22:25

上海のモーニングテック社が切り開く中国スマホゲームの新時代

上海のモーニングテック社が切り開く中国スマホゲームの新時代



先日、上海にあるスマホゲーム企業「上海晨之科(モーニングテック社)」が主催した「新世界・二次元文化カンファレンス及び戦略発表会」が話題となっています。このカンファレンスは上海のシャングリラホテルで行われ、同社が新たに提唱した「二次元」文化エコシステムに基づく戦略が発表されました。

モーニングテックの創業者でありCEOの朱明氏が行ったスピーチでは、中国における二次元市場の巨大なビジネスチャンスに関する分析が行われた。特に同社が進めている「一・十・百・千・億」プロジェクトが注目を集めました。このプロジェクトは、中国文化産業や投資業界のパートナーと共同で立ち上げられ、二次元文化産業の発展を目指しています。

二次元文化産業の未来を見据えたプロジェクト



この「一・十・百・千・億」プロジェクトは、1億人民元の資金を投入して、二次元コンテンツの開発を進めるものです。さらに、モーニングテック社は、業界全体からエンドユーザーまでを巻き込むことによって、10億元の市場価値を持つ中国オリジナルのIPの創出を目指しています。そして、「GuluGulu」というスマホゲームプラットフォームを、時価総額100億元の文化交流プラットフォームへと成長させ、市場全体を1000億元規模へと拡大することを目指しているのです。

カンファレンスでは、参加した複数の投資機関が共同で10億元の投資を象徴する小切手ボードにサインし、「二次元投資連盟」の設立が宣言されました。この連盟は、資金やリソースを提供することで、対象としているベンチャー企業を強力にサポートしていくことを目指しています。

GuluGuluプラットフォームの注目



「GuluGulu」ゲームコミュニティは、βテストから非常に注目を集めているプラットフォームであり、多くの期待を寄せられています。このプラットフォームが誕生したことで、中国のスマホゲーム業界は大きな変化を遂げる可能性が高いとされています。登録ユーザー数が1000万人を超える可能性があり、日本市場にとっても新たな動きのきっかけとなるかもしれません。

上海モーニングテック社は、中国のスマホゲーム業界における新たな勢力として、急速に成長しています。短期間のうちに、中国最大の二次元ゲームのパブリッシャーへと上り詰めており、その成長ぶりは驚異的です。2014年末には、グローバルな二次元ゲームランキングでトップの「白猫プロジェクト」を中国に導入し、市場の基盤を固めました。CEOの朱氏によると、2016年にはさらに10タイトルの日本ゲームがリリースされる予定で、約30タイトルの新作が着実に進行中だということです。

厳冬を乗り越える二次元の力



なお、2015年は中国のスマホゲーム市場にとって厳しい年になると予測されています。急成長していた2014年とは対照的に、2015年は市場が急速に縮小し始めました。その中で、従来のビジネスモデルは厳しい局面を迎えており、新たなビジネスモデルを模索する必要が出てきています。そんな状況において、「二次元」は市場の救世主として注目されています。モーニングテック社が優れた「二次元」ゲームを提供することによって、中国の二次元市場が活気を取り戻すことが期待されています。

今後のモーニングテック社から目が離せません。中国のゲーム界に与える影響は計り知れず、ますますその動向に注目です。彼らの挑戦が成功することで、新たな市場開拓が進むことを期待しています。

会社情報

会社名
上海晨之科信息科技有限公司
住所
上海閔行区万源路2158号915
電話番号

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