ウクライナ避難民支援
2025-02-21 14:53:23

ウクライナ避難民支援の3年間と未来への展望

ウクライナ避難民支援の3年間と未来への展望



ロシアのウクライナ侵攻から3年が経過し、日本でも多くの避難民が新たな生活を築こうとしている。この3年間、日本政府や民間団体の連携によって、ウクライナからの避難者に寄り添った支援が展開されてきました。特に、パスウェイズ・ジャパンは、ウクライナからの若者達に多くの可能性を提供してきました。

ウクライナからの避難民は来日当初から定住を希望する方が少なからず存在し、2023年12月から始まった「補完的保護制度」により、さらに多くの方が日本での定住を志向するようになっています。しかし、その中で直面する大きな課題は、就労の機会をいかに確保し、自立につなげるかです。

パスウェイズ・ジャパンでは、2022年3月から日本語の教育や高等教育の機会の提供を行い、123名の若者を受け入れてきました。彼らの多くは、日本での新たなキャリアを開拓し、現在も進学や就職に向けた努力を続けています。具体的な成果として、既に16名が就職し、8名が日本語学校に在籍しています。これは、彼らが日本社会にしっかりと根を下ろし、自らの人生を切り拓いていく様子を示しています。

最近では、難民や避難民向けの就職セミナーも開催され、企業側も日本語能力の高い若者たちとの出会いを求めているという新たな動きが出てきています。これは、日本社会にとっても利益であり、互いに助け合う関係の構築が進んでいることを示しています。

例えば、ウクライナ出身のハンナさんは、日本語学校で2年学んだ後、自動車メーカーでの人事部でのキャリアを歩み始めました。彼女は、異国での履歴書作成や就職活動の困難さを乗り越え、周囲の支えを得て、現在はプロフェッショナルとして成長を続けています。彼女の経験は、他の若者にとっても道しるべとなり得ます。

未来に目を向けると、パスウェイズ・ジャパンは2025年3月にも新たなウクライナの若者を迎える計画を進めています。また、「日本教育パスウェイズ」プログラムを通じて、すでに在留中の若者たちにも高等教育の機会を提供します。これにより、教育を受けた彼らがどのように日本社会で活躍していくのか、非常に楽しみです。

この3年間を振り返り、私たちはウクライナからの避難民の方々がどれほど困難な道を歩んできたかを忘れることはできません。そして、この経験が将来的に感染症や戦争による避難者への支援に活かされることが期待されます。私たち一人ひとりがこの状況に思いを寄せ、支え合うことが求めらています。今後も、パスウェイズ・ジャパンの活動を応援し、多様な社会の実現に向けて共に歩んでいきましょう。


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会社情報

会社名
公益財団法人 パスウェイズ・ジャパン
住所
東京都文京区後楽2-16-5 福永ビル4階
電話番号
03-6555-3193

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