クール・ブルーの設立
2025年4月、広島県広島市に本社を置く協栄電気工業株式会社の代表取締役である石本英成氏が、ブルーカラーの価値を正しく伝えることを目的に「クール・ブルー」を設立しました。この団体は、我々の生活を支えるブルーカラーの職業が持つ真の価値を広く知ってもらうために活動を展開していく方針です。
団体設立の背景
ブルーカラー職は、インフラ整備や電気工事、介護など、社会において重要な役割を果たしています。しかし、これらの職業は「3K(きつい、汚い、危険)」といったネガティブなイメージが根付いており、就職・転職時には選択肢から外されがちです。このため、深刻な人材不足が発生しているのが現状です。加えて、ブルーカラー職の労働環境や待遇は改善傾向にあるものの、広く認知されていないため、まだまだ課題が残っています。
今後、AI技術の発展により、ホワイトカラー職が自動化される可能性が高まる中、個々の専門技能や現場での対応が求められるブルーカラー職はますます重要性を増すと予想されています。実際、ブルーカラー職の給与水準は一部の企業では上昇しており、アメリカなどでは人気の職業に変わりつつありますが、その情報が十分に伝わっていません。
ブルーカラー職に対する見方の変革
「クール・ブルー」は、ブルーカラー職の重要性を再認識し、偏見のない理解を促進するための活動を展開します。ブルーカラー職とホワイトカラー職は、対立するものではなく、両者が補完し合うことで社会が成り立っています。そこで、今後の活動を通じてブルーカラー職の魅力を発信し、業界全体の人材確保を目指していく予定です。
今後の取り組み
「クール・ブルー」は、以下のような具体的な施策を計画しています:
SNSやメディアを通じて、最新のブルーカラー職に関する情報や現場の声を広く届けることを重視します。労働環境の改善や実態をリアルタイムで発信し、必要な教育活動も行っていく予定です。
業界に参加予定の企業の人材不足を解消するため、ブルーカラーの魅力をアピールします。「クール・ブルー」が窓口となり、業界に興味を持つ方々とのマッチングをサポートします。
売上や技術が必要とされるブルーカラー職を目指す人々への相談窓口を設置し、定期的な勉強会を通じてキャリアに関する具体的なアドバイスを提供します。
賛同企業の募集
「クール・ブルー」の活動に共感し、共に事業を進めてくれる企業を広く募集しています。会費は発生せず、参加したい企業はお気軽に公式サイトからお問い合わせください。
発起人の想い
「クール・ブルー」の発起人である石本英成氏は、ブルーカラー業界が直面する人材不足の危機を打破するためには、次世代を育てることが不可欠だと語ります。技術者の高齢化が進む中、ブルーカラー職の重要性を多くの方に知ってもらい、この素晴らしい業界に参加する人を増やしていくために団体を立ち上げました。
協栄電気工業株式会社について
協栄電気工業は1969年設立され、電気工事や土木工事、舗装工事などを手掛けている企業です。公式サイトでは採用情報や事業内容を詳しく紹介しています。