コスモスイニシア、選択的シングルマザー向け新住居を発表

コスモスイニシアが新たに発表した選択的シングルマザー向け住宅『新・シンママRM』

大和ハウスグループのコスモスイニシアが実施する「Next Good Challenge（NGC）」企画の一環として、新たに誕生した住宅商品『新・シンママRM』が、選択的シングルマザーをターゲットとした斬新な住居として注目を集めています。この企画は2019年から行われており、社員のアイディアを基にした商品化を目的としており、今回のグランプリ受賞作は、その中でも特にユニークなコンセプトを持っています。

選択的シングルマザーへの支援を深める提案

選択的シングルマザーとは、結婚に縛られず自らの意思でシングルマザーとして生きることを選んだ女性たちです。近年、シングルマザーの社会的役割は変化してきており、特に未婚のシングルマザーの割合は2021年には10.8%に達するなど、年々増加しています。これを受けて、コスモスイニシアはこのニーズに応える形で、暮らしやビジネスの両立が可能な住まいを設計しました。

設計のポイントと工夫

『新・シンママRM』の特徴は、家庭内で自然にコミュニケーションが取れるように工夫されている点です。リビングに隣接する小部屋には小窓が設けられ、家事をしながらも子供や他の家族とのコミュニケーションを円滑にする設計がされています。さらに、水回りをコンパクトに集め、効率の良い動線を実現。洗面台には浮かせる収納を取り入れることで、限られたスペースでも日々のストレスを軽減する工夫がなされています。

また、子供の成長に合わせた柔軟な設計がされており、小部屋にもベッドを設置できるようになっています。このように、生活空間の距離感を自由に調整できることから、家族の形やライフステージに応じた住まいとして非常に魅力的です。

グランプリ受賞の背景

『新・シンママRM』が選ばれたいきさつとしては、社内外の審査員による評価が高かったことが挙げられます。家族像を考慮した設計が将来への期待感を持たせるというコメントや、家事とコミュニケーションを両立させる工夫がポイントに挙げられました。魅力的な商品の構想は、プランニングとディテールが細かく考慮され、従業員自身の思いも込められていることが評価されています。

多様な商品展開

今回発表されたリノベーションマンションは、他にもサウナやリラクゼーションスペースのある物件、企業と連携した副業支援など、多様なニーズに応じた商品展開が行われています。それぞれの物件が個性的で、施主にとっての「一歩先」を提供することを目指しています。

コスモスイニシアは、これからも社会の変化に対応し、多様なニーズを満たす商品の提供を続けていく方針です。『新・シンママRM』は、単なる住居ではなく、選択的シングルマザーに寄り添った「生き方を支える場」であると言えるでしょう。

この新しい住まいが、今後どのような影響を与えるのか、期待が高まります。