大阪・関西万博で華々しく発表されたアテンダントユニフォーム
2025年に開催される大阪・関西万博。今回、そのシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」で圧巻のユニフォーム発表会が行われました。このイベントでは、アテンダントやスタッフが着用するユニフォームのデザインとその背景が、多様な著名人たちのコメントを通じて紹介されました。デザインを手掛けたのは、アニメーション監督・河森正治氏が率いる株式会社Vector Visionと、長年彼と連携を取っているデザイナー江端里沙氏です。発表会には、NMB48のメンバーや注目のアーティストたちが登壇し、ファッションの多様性を感じさせる華やかなイベントとなりました。
各ユニフォームの特徴とコメント
出演したモデルたちはそれぞれのユニフォームを身にまとっており、彼女たちからの感想がとても興味深いものでした。アテンダントユニフォームには男女両方のデザインがあり、様々なスタイルが展開されています。
七海ひろきのコメント
宝塚歌劇団を退団後、幅広いジャンルで活躍を続ける七海ひろき氏は、「学生服モチーフながら、アニメのキャラクター感がうまく表現されている。着心地も非常に良い」。制服としての親しみやすさと、ファッション性の両面を持ったデザインに感動した様子が伺えました。
ぎんしゃむの印象
SNSを中心にファッションを発信するぎんしゃむさんは、「半年しか着られないのがもったいない」。しっかりとした素材感に驚き、自身の活動に対する情熱が伝わってきます。
AiRyAからの視点
スペイン出身のAiRyAさんは、「制服に触れる機会がなかったが、このユニフォームには感謝している」と語りました。デザインが海外のファンからも支持されるだろうと期待を寄せています。
NMB48メンバーの反応
川上千尋と桜田彩叶も、それぞれユニフォームの品質の高さや環境への配慮を感じ取り、喜びを表現しています。彼女たちは「普段とは異なるデザインに新鮮さを感じる」ともコメントし、ファッションの多様性を称賛しました。泉綾乃は、ユニセックスデザインによる固定概念の崩壊に触れ、「誰でも自由に選ぶことができる」と考察しました。
環境配慮されたサステナブルな素材
発表されたユニフォームは、環境保護についても考慮されています。注目すべき点は、海洋マイクロプラスチックの排出を抑えた再生ポリエステルを使用していること。また、アテンダントやスタッフ用のバッグは、国内で廃棄される貝殻を素材にしています。これにより、サステナブルな思想が尊重されており、環境への負担を減少させる工夫が込められています。
CLASS EARTHが提携して、最新技術のサステナブル素材を導入するポリシーのもと、衣服の質だけでなくその生産過程も注視されています。
GOTS認証とオーガニック素材
さらに、スタッフ用ユニフォームには100%オーガニックコットンを使用しています。これにより、生態系や人体に優しい製品を提供していることが評価されています。GOTS認証を取得したこの製品は、持続可能な生産過程が守られており、国際的な基準に従って評価されています。
トークセッションでの熱い議論
発表会の中では、万博のサステナブルファッションについてのトークセッションも行われ、環境問題や新たな取り組みについて意見が交わされました。河森氏は、自身の思いや期待を語りつつ、未来への展望を示しました。
大阪・関西万博において、ファッションを通じて環境意識を高めるという新たな試み。来年の万博がますます楽しみになりました。