欧州で承認された治療
2026-08-05 10:08:26

エプコリタマブと併用療法が再発難治性リンパ腫に欧州承認

エプコリタマブと併用療法が新たな転機をもたらす



2026年7月6日、アッヴィはエプコリタマブとレナリドミド、リツキシマブとの併用療法が欧州委員会から承認を受けたと発表しました。この治療法は、再発または難治性の濾胞性リンパ腫(FL)の成人患者に向けたもので、二重特異性抗体を用いた新しい治療選択肢として位置付けられています。

再発リンパ腫への新たな希望



濾胞性リンパ腫は、経過が長く再発のリスクが高いため、患者にとっては治療選択肢が常に求められています。従来の治療法では限界がある中で、エプコリタマブ+R2療法は化学療法を用いない新たなアプローチを提供します。エプコリタマブは、特に固定期間での投与が行われることから、その利便性においても期待が寄せられています。

臨床試験の成果



本承認の基盤となったのは、第3相EPCORE FL-1試験の結果です。この試験では、エプコリタマブとR2の併用療法がR2単独療法と比較して無増悪生存期間を大幅に改善しました。具体的には、病勢進行や死亡のリスクが79%も減少し、全奏効率(ORR)は96%に達しました。さらに、約75%の患者が完全奏効を達成しており、医療界には大きな衝撃を与えています。

安全性と副作用



EPCORE FL-1試験における安全性プロファイルは、従来の治療法と一致していますが、高頻度に見られる副作用は好中球減少症や上気道感染、疲労などがありました。重篤な副作用は44%の患者に認められ、注意が必要です。しかし、これらのリスクを考慮しても新たな選択肢が提供される意義は大きいと評価されています。

専門家の声



本試験を担当したパリのCatherine Thieblemont医師は、濾胞性リンパ腫における新たな治療の必要性を強調し、今回の承認が患者に持続的な奏効をもたらす可能性があると述べました。技術革新が患者の治療に寄与することは、今後の医療を変える鍵となるでしょう。

明るい未来に向けた展望



アッヴィのエクゼクティブバイスプレジデントRoopal Thakkar医師は、再発や難治性の濾胞性リンパ腫患者のための新しい治療の重要性を強調しています。この承認により、欧州の患者は新しい治療の選択肢を手に入れ、副作用を管理しながらより良い治療結果を得ることが期待されています。

アッヴィとジェンマブ社は、今後もエプコリタマブのさらなる開発を進めていく姿勢を示しており、患者がより良い未来を迎えるための手助けを続けます。これにより、がん治療の在り方が変わることが期待されています。

会社情報

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