ベネッセが女性キャリア支援で日本の人事部最優秀賞を受賞

女性のキャリア形成を支える「withbatons」

株式会社ベネッセコーポレーションが提供する女性向けの社外メンタリングサービス「withbatons（ウィズバトンズ）」が、日本の人事部主催の「HRアワード2025」において、プロフェッショナル部門の最優秀賞に選ばれました。この賞は、全国のHRパーソンによる投票を基に成果を評価する制度であり、その影響力の大きさから注目されています。第14回を迎える今年、355件の応募の中から選ばれたこの栄誉ある賞に「withbatons」が選出されたことは、女性活躍推進の一環としてのその重要性を示しています。

「withbatons」は2024年にスタートした比較的新しい事業で、主に管理職候補となる女性社員を対象とした企業向けのキャリア形成支援サービスです。プログラムはキャリア研修、アセスメントテスト、社外メンタリング、そして企業向けレポートの四つの要素で構成されています。特に、社外メンタリングの部分では、AIによるマッチングで選ばれた異なる経歴を持つ6名の女性メンターとの1対1の対話を重ねることが中心となっています。

メンターは、現役で他社に勤める女性リーダーたちであり、彼女たちとの対話を通じて、女性社員は自身のキャリアに対する新たな視点を得ることができます。社会で活躍する女性たちのリアルなキャリアストーリーを聞くことで、彼女たちは自身のキャリアの軸を見つけるための手助けを得ることができるのです。

事業責任者の声

この受賞に関して、ベネッセコーポレーションの大学・社会人カンパニー DE&I事業開発部部長である白井あれい氏は、女性活躍推進という企業の大きな課題に対して、単なるメンタリングにとどまらない実効性のある取り組みを高く評価されていると述べました。彼女は、毎回異なる6人の現役女性リーダーとの対話が自己効力感を高める代理経験として機能し、キャリア意欲の向上や管理職志望者の増加につながっていると強調します。今後も、企業における多様性の必要性が増す中で、ベネッセコーポレーションはダイバーシティを意識した支援を一層強化していく方針です。

HRアワードについて

「HRアワード」は、人・組織に関するさまざまな取り組みを対象とした表彰制度であり、企業の発展を目指して優れた取り組みを評価しています。全国の人事部門のプロフェッショナルによる投票によって受賞者が決定されるため、表彰には高い信頼性があります。公正な運営方法や人事パーソンによる選考が支持され、このアワードはHR関連の中でも特に権威あるものとされています。公式サイトでは詳細情報やこれまでの受賞者についても確認することができます。

「withbatons」の取り組みは、今後の女性活躍の推進だけでなく、多様なリーダーシップの形成においても大きな影響を与えることが期待されます。ベネッセが手がけるこのサービスは、女性社員が自信を持ち、キャリアアップを図るための重要なステップとなるでしょう。