EDI × iPaaS、クラウド型データ連携プラットフォーム「ACMS Cloud」の登場
株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は、企業のデータ連携を根本から変革する新しいクラウド型プラットフォーム「ACMS Cloud」を発表しました。2025年5月7日からは試運用環境を提供し、より多くの企業がその利便性を実感できる機会となります。今回の取り組みは、オンプレミス環境からクラウドへの移行を考える企業や、自社運用へシフトを希望する企業を中心に展開される予定です。
背景:変化するIT環境の中でのニーズ
近年、テクノロジーの進化と環境変化により、IT環境は急速に変化しています。特に、DALがリーダーとして牽引してきたEDI市場は、固定電話網からの移行を経て、Web APIやAI技術の導入を背景にさらなるモダナイゼーションが進む見込みです。しかし、その一方で、複雑性やサイロ化といった問題も浮き彫りになってきました。これらの課題を克服するために、多様なアプリケーションやデータソースを自在に連携できるクラウドサービスの必要性が高まっています。
DALは、2016年にリリースしたオンプレミス型データ連携プラットフォーム「ACMS Apex」を基に「ACMS Cloud」を展開する決意を固めました。このプラットフォームは、今まで以上に企業間のデータ連携をフレキシブルに管理できる仕組みを提供します。
ACMS Cloudの理念と目的
「ACMS Cloud」は、EDIとiPaaSを統合したクラウド型のデータ連携プラットフォームで、誰もが簡単にデータをつなげることを可能にします。「つなぐ力をすべての人へ」というコンセプトのもと、企業が必要なデータ連携をもっと身近に感じ、業務を効率化させる手助けを目指します。
この新技術により、企業はDALの豊富なノウハウやコンテンツを活用し、特別な技術的知識がなくてもデータ運用が可能となります。また、Web APIを利用し、主要な基幹システムやSaaSとの連携もスムーズに行えます。これにより、効率的なビジネスプロセスの構築が期待されます。
主な特長と機能
ACMS Cloudの特長として、以下の機能が挙げられます。
- - 幅広い通信プロトコルのサポート:業界標準を含む多種多様な通信プロトコルに対応。
- - データ変換と加工機能:EDIや業務システム、クラウドサービスの主要フォーマットに対応したデータ変換を実現。
- - ユーザーに優しい直感的な操作性:ドラッグ&ドロップ操作で簡単にデータ連携が構築できます。
- - 細やかなアクセス制御:運用者単位での管理が可能で、高いセキュリティーが確保されます。
- - 高可用性の実現:インスタンスレベルでの二重化を含む高い可用性を提供。
これにより、DALはシステムのモダナイゼーションを促進しつつ、企業がデータの所在を気にせずにシームレスに情報を連携できるソリューションを活用することができます。
未来への一歩
DALはACMS Cloudを通じて、さまざまな企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に支援し、データの利活用が進むことでビジネスのスピードを加速させる新たな価値を提供していきます。さらに、企業間、部門間、クラウドやSaaSに至るまで、分散したデータをボーダーレスに繋げることが期待されています。
まとめ
ACMS Cloudは、未来のデータ連携を考える上で欠かせないツールとなるでしょう。試運用環境を利用してみることで、その迅速なデータ運用の可能性を実感してください。興味がある方は、DALへの連絡をお待ちしております。