数学を楽しんで学ぶ新しいアプローチ
株式会社山と溪谷社が新たに刊行した書籍『日常は数学に満ちている』は、日常生活の身近な事象に数学的な視点を取り入れ、柔軟な発想力や数学センスを育むことのできる内容となっています。本書の著者は筑波大学の数学教授、三谷純氏です。彼は、数学の専門家でありながら、数学をエンターテインメントとして楽しむ方法を提案しており、幅広い層に支持されています。
本書の魅力
本書には、数学に関する興味深い33のトピックスが収められています。例えば、日常生活でのジャンケントーナメントを通しての数学的考察や、算数マジックの仕掛けなど、楽しみながら学べる内容が盛りだくさんです。特に、謎解きクリエイターの松丸亮吾さんが推薦していることもあり、エンターテイメント性が強調されています。
数学的な視点での問題解決
「ジャンケントーナメントではパーが最強」といった斬新なテーマから、1億円を懸けた難問、三日月の正しい形の描き方、お正月恒例のけん玉チャレンジの成功率など、身近な話題が数学的に解説されていきます。これにより、読者は自身の生活や遊びの中に潜む数学を発見でき、無理なく数学への興味を深めることができます。理系・文系関わらず全ての人に楽しんでもらえる内容です。
図表でわかりやすく
本書には100点以上の豊富な図表が用意されており、難解な数式も感覚的に理解できるようになっています。気軽に読み進められるレイアウトも、読者にとっての大きな魅力です。数学が苦手な方でも、視覚的に学ぶことができ、自然と理解が進むでしょう。
大人の学び直しに最適
特に大人にとっては、学び直しの機会としても非常に適している一冊です。日常生活に応用できる実用的な視点や、教育や子育てに役立つ内容も多岐に渡っています。投資やビジネス、家庭内での工夫など、数学的な考え方を活かす場面は多くあります。数学が苦手もしくは学ぶ機会がなかった方にも、新しい知識への扉を開く助けとなるでしょう。
著者について
三谷純教授は、長年にわたり数学の研究に従事しており、特にコンピュータ・グラフィックスや折り紙の分野での経歴を持っています。彼のユニークな視点は、数学がどのように日常生活に結びつくかを理解する手助けとなり、興味深い発見をもたらします。2024年にはプラレール65周年の公式アンバサダーに就任予定であり、これからの活動にも期待が寄せられています。
書誌情報
- - 書名: 『日常は数学に満ちている』
- - 著者: 三谷純
- - 定価: 1870円(本体1700円+税10%)
- - 発売日: 2024年11月19日
- - ページ数: 224
- - 仕様: 四六判 / 1色刷
数学の魅力を再発見できるこの一冊、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。日常に潜む数学の楽しさを一緒に体験しましょう!