ユポでサウンド革命
2019-05-07 09:00:24
ユポを活用した新たなエレクトリック・アコースティックギター登場!驚きのサウンド再現技術
このたび、(株)ユポ・コーポレーションとヤマハ(株)、(一財)小林理学研究所の3社が共同で開発したエレクトリック・アコースティックギターに特別なコンタクトセンサーが搭載されることになりました。このセンサーは、ユポという合成紙を材料とした革新的な技術を使用しており、ギターの演奏をよりリアルに再現することができます。
エレクトリック・アコースティックギターとは?
エレクトリック・アコースティックギターは、アコースティックギターに電子機器を組み合わせた楽器で、弦の振動を電気信号に変換する「ピックアップ」を内部に内蔵しています。このため、アンプに接続することで大音量の演奏が可能になります。
共同開発のコンタクトセンサーについて
今回開発されたコンタクトセンサーは、弦の振動と本体の振動を高感度で捉えることが可能で、これまでのセラミック製のものと比べてさらなる高感度を実現致しました。特に、薄くて柔らかなユポを使用することで、楽器の微細な振動を忠実に電気信号に変換でき、演奏時の自然なサウンドを引き立てます。また、空気感やフィンガリング時のタッチ感、弦振動からもたらされる余韻を体感できるようになりました。
ユポとはどんな素材?
ユポは、ポリプロピレン樹脂と無機充填剤を主成分とする合成紙で、特に耐久性と耐水性に優れています。この素材には独自の製法が用いられており、「ミクロボイド」という微細な空孔が無数に存在します。この特性が、従来の紙にない性能を引き出し、優れた印刷特性を実現しているのです。
開発の背景と今後の展望
ユポ・コーポレーションと小林理研は、長年の研究を経て、あらゆる面で優れた特性を持つ圧電素子の開発に成功しました。この技術を基に、ヤマハとの共同研究が始まり、2019年には「FG/FS Red Label シリーズ」にこの新しいセンサーが搭載されました。最終的に、Atmosfeel™(アトモスフィール)という新しいピックアップシステムとして商業化されたのです。
今後もユポは、圧電特性の研究を続け、新たな圧電センサーへの展開を見据えています。ユポの特性を最大限に活かし、さらなる革新を目指していく意向です。新しい技術がどのように音楽に新たな価値をもたらすのか、今後も目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社ユポ・コーポレーション
- 住所
- 東京都千代田区神田駿河台4-3新お茶の水ビルディング15階
- 電話番号
-
03-5281-0811