渋谷ストリームが贈る日本文化の祭典『渋谷川七夕まつり』の開催

渋谷ストリームで日本文化を発信する祭典『渋谷川七夕まつり』

2021年7月6日、渋谷ストリームの稲荷橋広場にて、私たちの心をつなぐ『渋谷川七夕まつり』が盛大に開催されました。新型コロナウイルスの影響で対面での交流が制限される中、本イベントは、渋谷の地域コミュニティと大学生が手を組み、日本文化を再認識しながらも人と人とのつながりを意識した場を提供することを目的としました。

イベントの背景

2020年、世界は厳しい状況に直面しました。多くの人々が自宅で留まる中で、渋谷の街の活気も消えてしまいました。しかし、2021年になるとその状況も少しずつ改善の兆しを見せ始め、渋谷にも人々が戻ってきました。そんな背景を受け、COVID-19に対する感染対策を施した上で、渋谷の魅力を発信し、地域との交流を促進するイベントが必要だと考えられたのです。

楽しいアクティビティの数々

この祭典では、参加者が自らの願い事を書いた短冊を笹に飾る「短冊づくり」や、國學院大學の学生による多彩なパフォーマンスが行われました。

短冊づくり

参加者は自由に願い事を短冊に書き、それを笹に飾り付けました。コロナ収束への願い、東京2020オリンピックの成功を祈る気持ち、個々の想いが短冊に込められました。短冊はイベント終了後、國學院大學渋谷キャンパスへ移され、近隣の神社に奉納されることになっています。

大学生によるパフォーマンス

また、稲荷橋広場のステージでは、國學院大學の学生たちによるチアダンスや雅楽の演奏、そしてMiss & Mr國學院コンテストのファイナリストによる紹介が行われ、観客を楽しませました。特に、チアダンスは地元住民とのコミュニケーションの場にもなり、活気に満ちた時間を提供しました。

オープンマイクによる交流

さらに、参加者も1分間のパフォーマンスで参加する「オープンマイク」で、自身の想いや近況を発表。渋谷区で活動するボランティアの取り組みや、会場近くを訪れた人の話を聞くことができました。

大学生のクラブ紹介ブース

イベントでは、大学生の部活紹介ブースも設けられ、手品や占いを体験したり、SNSでの活動を紹介したりするなど、来場者は大学生の取り組みを間近で見ることができました。

感染対策の徹底

新型コロナウイルス感染拡大が懸念されていたため、実行委員会は徹底した感染予防策を施しました。ステージ上と観覧者の間には2メートルの距離を設け、出展ブースの滞留者も制限しました。また、会場内では食事が禁止され、手指消毒剤も随所に配置されるなど、細心の注意が払われました。

地域とのつながりを深める取り組み

イベントの主催者である國學院大學渋谷川七夕まつり実行委員会は、地域の皆さんとのコネクションを重要視し、イベントを通じて多くの方に日本文化の素晴らしさを再発見してもらうことを目指しました。渋谷で働く人や住む人、訪れた人々がひと時の安らぎを感じられる場となったことを嬉しく思います。

この『渋谷川七夕まつり』を通じて、学生は地域に根づき、また人と人との関わりを深めるきっかけを持つことができました。コロナ禍における新しい繋がりの形として、今後もこうしたイベントが大切になってくることでしょう。