石垣島にオープンした「ひとによい肉店」が示す新たな食の理念

石垣島に新たに誕生した「ひとによい肉店」

沖縄県石垣島のユーグレナモールに2023年7月30日、農業生産法人やえやまファームが直営の精肉店「ひとによい肉店」をオープンしました。養豚と養牛を営む同法人は、地元の豊かな自然に育まれた畜産物を通じて、食の重要性を伝える場所としてこの肉店を設立しました。

食を通じて伝えたい想い

「ひとによい肉店」という名称には、私たちが食べるお肉に込められた深い意味があります。この店があり、肉を食べることを通じて家畜の命にまつわるストーリーや自然への感謝を感じてもらえれば嬉しいという思いが込められています。「食」は「人に良い」という意味を含み、単に美味しさを提供するだけでなく、環境や社会、未来について考えるきっかけになればと願っています。

豊富なラインナップの肉製品

「ひとによい肉店」では、石垣島の自社牧場「幸福牧場」で育てられた石垣牛をはじめ、やえやまファームが誇るオリジナルブランドのアグー豚「南ぬ豚」など、厳選された精肉や加工品を取り扱っています。これらの商品は全て生産者直売価格で提供されており、地元の方々だけでなく訪れる観光客にも楽しんでいただける内容です。

地元と観光客をつなぐ新しい名物を

店舗は石垣島の人気商店街、ユーグレナモール内に位置し、年間140万人以上の観光客が訪れます。このため、「ひとによい肉店」ではテイクアウトメニューとして「肉屋の肉巻き団子串」を提供し、新たな石垣島の名物を目指している状況です。

デジタルとリアルの融合

さらに、「ひとによい肉店」は新たな試みとして「公式LINE」を立ち上げています。そこではセール情報や事前予約、配送サービスなどの便利なサービスを提供し、石垣島内の顧客や旅行者にとって愛されるお店を目指しています。

オープニングセールの開催

新店舗のオープンを記念して、2023年7月30日から8月1日の3日間、特別なオープニングセールを行います。お得な販売や特別な特典を用意してお客様をお迎えいたします。多様な楽しみ方を提案する「ひとによい肉店」で、ぜひ新たな食材との出会いを楽しんでください。

やえやまファームの企業としての取り組み

やえやまファームは、2002年に設立され、沖縄県で農畜産物の生産から加工、流通、販売を一貫して行う「6次産業化」に取り組んでいます。環境に配慮した生産方法を実践し、地域社会に根ざしたサービスを提供することで新しいビジネスモデルを築くことを目指しています。

代表取締役の中家勝則氏が掲げるスローガン「人を良くする・人から良くする」を実践する姿勢は、地域の食文化や産業に貢献していると言えるでしょう。これからも「ひとによい肉店」を通じて、石垣島の豊かな畜産物の魅力を発信していくことでしょう。