多摩六都科学館に新登場!
東京都西東京市にある多摩六都科学館が、2025年4月19日から新しいプラネタリウム番組「浮世絵ぷらねたりうむ -江戸のお空に光る星-」を上映します。このプログラムは、生解説を交えた全編45分の内容で、江戸時代の絵画と天文が交わるユニークな体験を提供します。
プラネタリウムの特徴
多摩六都科学館のプラネタリウムは、直径27.5メートルのドームスクリーンを備えており、世界最大級の大きさを誇ります。光学式投映機「CHIRONⅡ(ケイロンⅡ)」によって、1400万を超える星々がリアルに映し出され、観客は足元から頭上まで美しい星空に包まれます。この特別な空間で、浮世絵とともに展開される星空の世界は、視覚的にも感情的にも楽しむことができる、まさに贅沢なひとときです。
番組の内容
「浮世絵ぷらねたりうむ」では、江戸時代の絵画を通じて星空を楽しむ方法を解説します。プログラムは前半と後半で構成されており、まずは当日の星空を紹介し、その後に江戸時代の絵画に関連するテーマについて深く掘り下げていきます。
絵画における天体の表現
まず一つ目のポイントは、太陽や月、星々がいかに絵画に描かれているかを知ることです。このプログラムでは、絵画における天体の美しさやその象徴性がどのように表現されているのかを学ぶことができます。天文知識を持つ解説員が担当し、その知識を基に絵画を楽しむ新しい視点を提供します。
科学的知識と絵画の関係
次に、当時の江戸時代の人々が持っていた科学的知識と、それが絵画にどのように影響を与えたのかも大きなテーマです。プログラムを通じて、江戸時代の人々にとって絵画がどのように科学的な真実を伝えたのかを探ります。これにより、当時の人々が星々や天体に対して持っていた思いや理解がより深まります。
心に残る体験を
プラネタリウムの担当者は、「浮世絵は一度は見たことがあるが、深く知ることが少ない絵画です。解説を通じて江戸の暮らしやその豆知識にも触れながら、プラネタリウムにふさわしい視点で楽しんでもらいたい」と語っています。特に、司馬江漢の銅版画や葛飾北斎の肉筆画など、見逃せない作品も取り上げられます。
開催概要
- - 期間: 2025年4月19日(土) ~ 6月29日(日)
- - 時間: 平日(水曜日を除く)午後3時50分、土日祝および水曜日午後1時10分、午後3時50分から発表されます。※スケジュールは当館のウェブサイトで確認可能。
- - 対象: こどもから大人まで、どなたでも楽しめます。なお、小学2年生以下は保護者同伴が必要。
- - 料金: 大人1,040円、4歳~高校生420円の観覧付き入館券が必要です。
また、この番組は11月にも大人向けプラネタリウムとして再投影の予定です。科学だけなく、文化やアート、さらには天文に至るまで、多様な視点から星空を楽しむ特別プログラムとして、ぜひ多摩六都科学館を訪れてみてはいかがでしょうか。
多摩六都科学館について
多摩六都科学館は、1994年に開館した施設で、直径27.5メートルのドームに1億4000万個の星を映し出す世界最大級のプラネタリウムがあります。また、5つの展示室では観察や実験、工作が楽しめる体験型ミュージアムとして、多彩な科学の楽しさを提供しています。所在地は〒188-0014 東京都西東京市芝久保町5-10-64、電話番号は042-469-6100です。詳しくは
公式サイト をご覧ください。