AI市場の新時代を迎える：Sapeet社が語る“AI社員”育成術

2025年7月23日、国内最大級のAIエージェントカンファレンス『AI Market Conference』が開催されます。主催は、ビジネスのAI導入を支援するコンシェルジュサービス「AI Market」を運営するBizTech株式会社です。このカンファレンスでは、複数の業界の第一線で活躍する専門家が集まり、AIエージェントの最新研究や活用例が紹介される予定です。

その中でも、注目を集めるのが株式会社Sapeetの講演です。この会社は東京証券取引所グロース市場に上場しており、その取締役である尾形友里恵氏が登壇します。彼女は「社内知見を活かし競争力を発揮する“AI社員”の創り方」をテーマに講演を行います。特に、AIエージェントがビジネスで成果を生み出すための手法に関する具体的な内容が期待されています。

AIエージェントの課題

“AIエージェント元年”と呼ばれる2025年が近づく中、企業におけるAIの実践的な活用が注目されています。ただし、実際に業務でAIを使いこなしている企業はごくわずかです。その理由は、「自社の業務知識やベテラン社員の思考プロセスをAIに取り込めていない」という課題があるからです。これが、AIエージェントの導入や運用が進まない一因となっています。

IQが130を超えるとされるAIエージェントは、組織内での優秀な新入社員に例えられます。高いポテンシャルを持つ一方で、自社特有の情報が不足していると、その能力を十分に発揮できません。したがって、AIを「実際に使える戦力」として育てるためには、社内の業務知見を整理し、AIと人間が共同作業できるフローを構築する必要があります。

具体的な育成方法

本セッションでは、AIエージェントがなぜ定着しないのか、その背後にある本質的な問題について解明します。さらに、AIを実務でどう活用するかのプロセスについて、実際の事例を交えて詳しく解説します。特に、ベテラン社員から得た知識をAIに継承していく方法や、AIと人間が共に成長していくための仕組みについて詳しく説明される予定です。

「導入はしたものの、期待通りの成果が得られない」「進めたいが職場の協力を得られない」といった悩みを抱える企業向けに、他に類を見ない具体的なアプローチを20分で伝授する貴重な機会です。

カンファレンスの全体像

講演内容は、AI Marketのテーマに基づいて非常に多岐にわたります。基調講演は東京大学の川原教授が、「AIエージェントが“考える”から“感じて動く”に変わる時代」をテーマに行います。また、アクセンチュアのAI戦略についても特別講演が予定されており、多数の企業による実践的な内容が提供されます。これらの講演を通じて、AIエージェントの今後のビジョンと実行可能な戦略を知ることができるでしょう。

参加費は無料であり、事前登録が必要ですので、興味がある方はぜひ早めに申し込みを行いましょう。参加者は2000名まで受け入れ可能ですが、人気のイベントであるため、定員になり次第締め切られる可能性があります。興味を持った方は、詳細URLを訪れ、申し込み手続きを行うことをおすすめします。

2025年のAI時代を見据えた重要なカンファレンスに参加し、AIエージェントがもたらす新たなビジネスの可能性について深く考えてみてはいかがでしょうか。学びの多い一日となることでしょう。