サントリー文化財団が2025年度助成を発表
公益財団法人サントリー文化財団が2025年度の研究助成「学問の未来を拓く」プログラムの助成対象を発表しました。今回は553件の応募の中から30件の研究グループが選ばれ、総額3000万円が助成されます。
この助成プログラムは、人文学や社会科学の分野における革新的な研究を支援することを目的としています。特に、従来の枠にはまらない「研究」や「学問」を問い直すことを特徴としており、今後の学問の発展に寄与することを期待されています。助成対象の研究者たちは、中間報告会を通じて、研究の進捗やその魅力を発表し、異なる分野からの視点を持つ専門家との交流を促進します。
近年の研究環境の課題
研究の世界は、短期的な成果を求める傾向が強まっており、横断的な研究や普遍的なテーマへの取り組み、新しい課題への挑戦が難しい状況にあります。そのような背景を踏まえ、サントリー文化財団では、志を持った冒険的な研究活動を今後も支援し続ける考えを示しています。
選考委員の顔ぶれ
今回の助成選考には、学界で著名な専門家たちが名を連ねています。国際日本文化研究センター名誉教授の荒木浩氏、東京大学の遠藤乾氏と隠岐さや香氏、大阪公立大学教授の酒井隆史氏、放送大学大阪学習センター所長の金水敏氏、京都大学名誉教授の山室信一氏など、各分野での知見を持つ選考委員が参加しました。
助成プログラムの背景
サントリー文化財団は1979年に設立されて以来、国際的かつ学際的な研究活動に対して助成を行ってきました。現在のプログラムには、グループ研究助成「学問の未来を拓く」と個人研究助成「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」があり、両プログラムを通じて多くの研究成果が論文や書籍として発表されています。
助成対象者たちが発表する報告会には、観客が参加できる機会が設けられる予定であり、一般の人々にとっても研究活動を知る貴重な場となるでしょう。
この助成に関する詳細な情報や、助成先一覧は公式ウェブサイトからも確認可能です。興味のある方はぜひ訪れてみてください。今後のサントリー文化財団の活動にも注目です!
もしこの件に関する詳細を知りたい場合は、公益財団法人サントリー文化財団の研究助成「学問の未来を拓く」係までお問い合わせください。公式ウェブサイトもあわせてご覧ください。
- - 電話: 06-6342-6221
- - FAX: 06-6342-6220
- - ウェブサイト: サントリー文化財団
研究の未来は明るいです。大きな志を持った研究者たちが新たな知の地平を切り開く、その瞬間を見逃さないようにしましょう。