モビリティ協業強化
2024-08-29 16:49:04

パイオニアとゼンリン、モビリティ課題に向けた協業を強化し新サービスを展開

パイオニアとゼンリン、産業界のモビリティ課題解決に向けた協業強化



2024年8月29日、日本のモビリティ業界に新たな動きが見られました。パイオニア株式会社(東京都文京区)と株式会社ゼンリン(福岡県北九州市)は、モビリティ関連の課題解決に向けて協働することを発表しました。両社はすでに2022年にパートナーシップ契約を締結し、EV向けのソリューションを提供してきましたが、今後はその関係をさらに深め、新しいデジタル・トランスフォーメーション(DX)ソリューションやサービスを開発・提供していく方針です。

モビリティ分野の課題とは



現代の産業界は「ドライバー不足」や「労働環境の悪化」、「交通事故」、「環境負荷」といった多様なモビリティ課題に直面しています。これらの課題を解決するため、パイオニアとゼンリンは協力して新たなDXサービスを展開します。その結果、配送業務やタクシーサービス、警備、訪問介護など、さまざまな分野での効率化や安全性向上が期待されています。

協業強化における具体的な取り組み



両社が取り組む具体的な内容の一つは、パイオニアが持つ高度なルート最適化技術やカーボンニュートラル関連技術を導入したWeb-APIの開発です。この技術は、企業が持つあらゆる種類の運輸手段に対応したナビゲーションSDKを作成することができます。ゼンリンが蓄積した詳細な道路地図データや住宅地図データと組み合わせることで、特にラストワンマイルの配送において効率化やコスト削減を図ります。

特に注目すべきは、住宅地図を統合したモバイルSDKや新しいユーザーインターフェイス(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)の開発です。この取り組みは、顧客が持つ固有の情報を地図データに重ねて表示することで、視覚的な情報提供を可能にします。これにより、利用者は今までにないサービス体験を得ることが期待されます。

環境への配慮



パイオニアとゼンリンは、環境負荷の低減にも注力しています。新しいカーボンニュートラルソリューションを開発することで、さまざまなタイプの車両に対応し、企業の環境への配慮を促進するサービスを提供する狙いがあります。これによって、業界全体での持続可能なエネルギーの利用が進んでいくことが期待されます。

また、相互にソリューションやサービスを販路に応じて提供することで、業界のニーズに迅速に対応できる体制を整えています。これにより、多岐にわたるモビリティ課題を総合的に解決へと導くことが出来るでしょう。

両社の強み



パイオニアは、車載システムとモビリティデータを駆使し、高度なテレマティクスサービスやスマートフォン向けサービス、独自のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix」を展開しています。環境に優しい移動をサポートするためのクラウドプラットホーム「Piomatix for Green」も開発し、CO2削減に貢献しています。

対するゼンリンは、高精度な位置情報と豊富なデータベースを活かし、地域や企業のニーズに応じたソリューションを提供しています。専用車両や調査スタッフが収集した情報を基に、新たな産業インフラを構築することを目指しています。

まとめ



パイオニアとゼンリンの協業強化は、業界が直面するモビリティ課題を解決するだけでなく、新たな技術の導入や地域社会への貢献にもつながる重要な取り組みです。今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
パイオニア株式会社
住所
東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコート
電話番号
03-6634-8777

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