Uber Eatsの新機能「ピック・パック・ペイ」が日本初上陸!イオンのまいばすけっとで導入開始
イオン株式会社とまいばすけっと株式会社は、Uber Eats Japan合同会社のオンラインデリバリーサービス「Uber Eats」の新機能「ピック・パック・ペイ」(以下、PPP)を国内初の対応店舗として、イオングループの首都圏における小型店事業の中核を担う「まいばすけっと」で導入することを発表しました。
2024年6月26日(水)から20店舗で導入を開始し、2024年12月末までに1,000店での展開を目指しています。
PPPとは?
PPPは、Uber Eatsの配達パートナーが、注文商品のピック作業・袋詰めから会計・配達までを一貫して手掛ける機能です。共働き世帯の増加などでお買物にかける時間を短縮したいというニーズが高まる中、PPP機能の導入により、イオングループの提供する生鮮食品やプライベートブランド「トップバリュ」などの充実した商品がお客さまのご自宅まで即時配達され、首都圏にお住いのお客さまの生活がより便利で快適になります。
PPP導入によるメリット
お客さま: 時間がない時でも、手軽にまいばすけっとの商品を自宅まで届けてもらうことができます。
まいばすけっと: オンラインデリバリー対応の拡大により、新たな顧客層を獲得し、売上増加につなげることができます。
Uber Eats: 新機能の導入により、サービスの利用機会を増やし、顧客満足度の向上を目指します。
PPP導入の背景
近年、共働き世帯の増加や高齢化などにより、買い物にかける時間が限られる人や、外出が困難な人が増えています。こうしたニーズに対応するため、オンラインデリバリーサービスの利用者は増加傾向にあります。しかし、スーパーマーケットなどの小売店では、人手不足や店内作業の負担などから、オンラインデリバリーへの対応が進んでいないのが現状です。
PPPは、これらの課題を解決する画期的な機能です。配達パートナーが店内作業も担当することで、店舗側の負担を軽減し、オンラインデリバリーの導入を促進します。
今後の展望
イオン、まいばすけっと、Uber Eats Japanは、日本全国のイオングループでの「Uber Eats」対応店舗をさらに拡大していくとしています。今後、PPPは、スーパーマーケットだけでなく、ドラッグストアやコンビニエンスストアなど、さまざまな小売店での導入が進められることが期待されます。
PPP導入にあたり、Uber Eatsでは以下の機能を実装
商品のバーコードをアプリで読み取り、正しい商品かどうか確認する機能
商品欠品の際、代替商品を注文者とアプリ上で確認できるチャット機能
配達パートナーが決済時に使用する、PPP支払い専用のデジタルカード
* PPPの開始をサポートする配達パートナー向け案内機能
各社代表者からのコメント
イオン株式会社 DX推進担当 菓子豊文氏
「日本国内で初めてとなるピック・パック・ペイの導入を、Uber Eats Japan合同会社さまと共に実現でき、大変嬉しく思います。イオンでは「イオン生活圏の創造」、「デジタルシフトの加速と進化」を中期経営計画に掲げており、その一環でデジタル売上の拡大を進めています。現在「イオンネットスーパー」やオンラインマーケット「Green Beans」などの取り組みを行っておりますが、今回、クイックコマース分野での取り組みも加速させていきます。また、グループトータルアプリ「iAEON」とも連携させることで店舗・デジタルが融合されたシームレスな体験をお客さまにご提供いたします。これらの取り組みが複層的に重なり、つながり合うことで、地域の生活者を起点として商品・サービスなどをシームレスに提供する「イオン生活圏の創造」を実現してまいります。」
まいばすけっと株式会社 代表取締役社長 岩下欽哉氏
「Uber Eats Japan合同会社さまご協力のもと、日本国内初導入となるピック・パック・ペイという画期的なモデルを弊社において実現できること、大変嬉しく思います。これまでは、お買い物に行く余裕がないお客さまや、近い距離でも外を歩くことが難しいお客さまに対しては、中々商品をご提供することができませんでした。同時に、オンラインデリバリーに対応できる程の人手や時間を確保することも難しくございました。このたび、ピック・パック・ペイを活用させていただき、導入店舗を一段と早く拡大していくことで、今まで店舗にお越しになれなかったお客さまにもいっそう寄り添い、どなたでも、どのような場合でも、より便利にお買い物できるサービスと環境を整えてまいります。」
Uber Eats Japan 代表 中川晋太郎氏
「日本国内で初めてとなるピック・パック・ペイの導入を、イオン株式会社さま、まいばすけっと株式会社さまと共に実現でき、大変嬉しく思います。スーパーマーケットをはじめ小売店舗におけるUber Eatsの導入が全国的に進むなか、人手不足により、デリバリー注文商品のピック作業など新たに発生する業務が行えず、オンラインデリバリーへの対応を開始できない店舗もあります。全国の小売パートナーの皆さまには、商圏の拡大や新たな消費者へのリーチにPPPをご活用いただきたいと考えております。また、このPPPが、高齢者や自由に外出できない方々を中心に、食料品の購入に不便・苦労を感じる方々が増加している『食料品アクセス問題』解決の一助となれば幸いです。」
Uber Eatsの新機能「ピック・パック・ペイ」導入による今後の展望
Uber Eatsの新機能「ピック・パック・ペイ」は、オンラインデリバリーサービスの利便性をさらに向上させる画期的な機能と言えるでしょう。特に、時間がない人や外出が困難な人にとって、食料品などの必需品を自宅まで届けてもらうことは、非常に大きなメリットとなります。
今回の導入によって、まいばすけっとは、新たな顧客層を獲得し、売上増加につなげることが期待されます。また、Uber Eatsは、サービスの利用機会を増やし、顧客満足度の向上を目指しています。
しかし、この機能が普及するためには、いくつかの課題を克服する必要があるでしょう。例えば、配達パートナーの負担増加や、商品品質の管理などが挙げられます。
配達パートナーは、従来の配達業務に加え、店内作業も担当することになります。そのため、作業効率を維持し、配達パートナーの負担を軽減するための工夫が求められます。また、商品品質の管理も重要な課題です。オンラインデリバリーでは、注文してから商品が届くまでに時間がかかるため、商品の鮮度や品質を保つことが重要になります。
これらの課題を克服するためには、各社が連携し、新しいシステムや仕組みを構築していく必要があります。例えば、商品のピッキングや梱包を効率化するシステムや、商品品質を管理するためのシステムなどが考えられます。
「ピック・パック・ペイ」は、オンラインデリバリーサービスの進化を象徴する機能と言えるでしょう。今後、この機能が普及することで、人々の生活はさらに便利で快適になることが期待されます。しかし、同時に、新たな課題も発生する可能性があります。これらの課題を克服し、社会全体にとって良い方向に進むように、各社が積極的に取り組む必要があるでしょう。