高山寺へ奉納手ぬぐい
2026-09-01 13:46:58

永楽屋の手描き手ぬぐいが高山寺に奉納される

株式会社永楽屋は、京都の古都として知られる街で、江戸初期から続く伝統ある綿布商です。この度、同社が手掛けた特別な手ぬぐいが、国宝「鳥獣人物戯画」と深い関わりを持つ高山寺へ奉納されました。手ぬぐいの制作は、永楽屋の代表取締役、細辻伊兵衛氏が直接監修したもので、全長約11.5mの大作が日本の伝統文化を感じさせます。

手ぬぐいの意義と背景


今回の奉納のきっかけとなったのは、手ぬぐいの元となる絵巻、「鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~」です。これは、手漉き和紙の技術がユネスコ無形文化遺産に登録されてから10周年を記念して企画されたもので、和紙の原材料である楮やトロロアオイの栽培から、紙漉き、流通に至るまでの工程を鳥獣戯画の動物たちと紐付けて描いています。この絵巻は、昨年2026年3月に高山寺へ奉納され、その後、この手ぬぐいが続いて高山寺に届けられる形となりました。

書かれた作品と技術


手ぬぐいは、特で「アメリカン・シーアイランドコットン」と呼ばれる高品質の綿花を使用しています。この綿花は、ごく限られた地域でのみ栽培される超長綿で、しなやかさと光沢、さらには肌触りの良さが大きな特徴です。作業は友禅職人によって行われ、絵巻を元にしたモチーフが手作業で丁寧に染色されていきます。手描きならではの温かみが感じられ、目を奪われることでしょう。

高山寺とのつながり


永楽屋の手ぬぐいが息づく高山寺は、国宝「鳥獣人物戯画」の伝承地であり、重要な文化遺産が存在する場所です。今回の奉納は、永楽屋の長い歴史と高山寺に刻まれた日本の文化を結びつけるシンボルとなっています。手ぬぐいの奉納式には、永楽屋の川口洋一郎氏、そして高山寺の執事長である田村裕行氏が参加し、伝統文化の重要性を再認識する意義深い時間を共有しました。

永楽屋の歩み


株式会社永楽屋は1615年に創業し、以降410年以上にわたり、京都の伝統的な綿布商として活動してきました。創業当初は織田信長公の御用商人として名を馳せ、『永樂屋』という名のもと、呉服の販売から綿布への転換を進めてきました。手ぬぐいや風呂敷など、時代を超えて愛される製品を提供し続けています。

この手ぬぐいの奉納は、京都の伝統文化を守り、未来へと引き継ぐ大切な一歩と言えるでしょう。今後も永楽屋はその独自のスタイルを維持しながら、さらなる創造を行っていくと期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社永楽屋
住所
京都府京都市中京区役行者町368
電話番号
075-256-7881

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