みずほ銀行の新戦略
2020-08-05 13:00:09
みずほ銀行が八丈町と連携、キャッシュレス化推進へ向けた新たな取り組み
みずほ銀行と八丈町、キャッシュレス化推進の新協定
最近、みずほ銀行と八丈町、さらに八丈町商工会が共同で「キャッシュレス化推進に関する包括連携協定」を締結しました。この協定は、デジタル技術を活用して八丈島全体のキャッシュレス化を進める取り組みの一環であり、観光客を含む住民への利便性向上を目的としています。
背景と狙い
現在、世界はデジタル化の波に飲み込まれ、特に新型コロナウイルスの影響により、「非接触」や「リモート」が重視される時代となりました。こうした状況は、企業や自治体にデジタル化を迫る要因となっており、八丈町でも行政サービスの向上が求められています。みずほ銀行は、独自のキャッシュレス決済サービスである『J-Coin Pay』の拡充を行ってきた背景から、八丈町との連携が実現しました。
取り組む具体策
新たな協定では、みずほ銀行が八丈町と連携し、キャッシュレス化に向けたさまざまな施策を検討します。具体的には、以下の短期的な施策が計画されています:
1. 八丈町役場で発行する証明書の手数料をキャッシュレス決済に対応。
2. 町営温泉施設や公共施設の利用料金をキャッシュレス化。
3. 八丈病院における支払いをキャッシュレス化。
4. 各種税公金の窓口での支払いをデジタル決済に移行。
5. 地域の事業者、特に小売業や飲食業のキャッシュレス化を促進。
このように、地域住民だけでなく観光客にとっても使いやすい環境を整えることが期待されています。
スマートアイランドの概念
八丈町では、離島が抱える高齢化や社会的な課題に対処するために、全世代がデジタル技術を利用し、面倒な手続きなしに金融サービスを簡単に受けられる社会を目指しています。例えば、スマートフォンを持たない利用者にも対応するために、生体認証を使った非接触型決済の導入も検討されています。これにより、目指すのは“フリクションレス”な金融サービスの実現です。
防災への取り組み
加えて、八丈町では自然災害への対応として、IoTセンサーなどの先端技術を活用した防災策も進める予定です。みずほ情報総研や取引先企業と連携し、災害モニタリングに関する取り組みを強化していく予定です。
地域への貢献
みずほ銀行は、デジタル技術と地域のニーズを融合させ、地域活性化や地方創生に貢献することを目指しています。協定を通じて、八丈町のモデルケースを作り上げ、他地域への展開が期待されます。今後も八丈町と緊密に連携し、社会に新たな価値を提供する取り組みが進められることでしょう。
最後に
この協定は、八丈町が目指す「スマートアイランド」の実現に向けた重要な一歩となり、今後の進展が注目されます。デジタルと社会貢献をテーマにした新しい地域のかたちが形作られていくことを期待しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社みずほ銀行
- 住所
- 東京都千代田区大手町1–5–5(大手町タワー)
- 電話番号
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