ソーシャルメディアが購買決定に与える影響とは?新たな調査結果

ソーシャルメディアが購買決定に与える影響とは?



アリソン・アンド・パートナーズが最近発表した「ソーシャルメディアと購買動向に関する調査(アジア版)2017」では、ブランド認知を高め、購入決定に影響を与える主要なグループとして「エンゲージド・エンスージアスト(熱狂的支持者)」が浮かび上がりました。このグループは、ソーシャルメディアのインフルエンサーやオピニオンリーダーを信頼し、積極的にマーケティングコンテンツを受け入れ、他者に推奨する傾向があります。

「エンゲージド・エンスージアスト」はアジアのインターネットユーザー全体の約23%を占めており、彼らは他のユーザーからの影響を受けやすい特徴を持っています。調査結果によると、79%が他者に対してブランドを推奨する可能性が高いと年を出しています。これは、一般的なソーシャルメディアユーザーの34%と比べて非常に高い数字です。

さらに、41%の「エンゲージド・エンスージアスト」は、自らソーシャルメディアで「おすすめ」を投稿する可能性があると答えており、他のユーザーの21%と比べても際立っています。また、73%がインフルエンサーやオピニオンリーダーからの推奨を支持しています。これは他のインターネットユーザーの25%に比べて、非常に優位な数字となります。

この調査は、2017年10月から11月にかけて中国、日本、シンガポールの消費者を対象に行われ、さまざまな製品やサービスに関する消費者のプレファレンスや関心が詳しいレポートにまとめられています。アリソン・アンド・パートナーズのアジア・パシフィック マネージング・ディレクターであるポール・モトラムは、「消費者は多様な情報源から購買動向に影響されるため、マーケティング担当者はインフルエンサーを戦略的に選ぶ必要がある」と語ります。

インフルエンサーを選定するプロセスでは、詳細な審査と評価が不可欠です。アリソン・アンド・パートナーズの提供するインフルエンス・インパクト・スコアは、ブランドにとって最適なインフルエンサーを特定するための非常に有効なツールとなります。

また、モトラム氏は「インフルエンサー・エンゲージメント・プログラムは、しっかりとした根拠に基づいたものである必要がある」とも述べ、測定可能な指標の重要性を強調しています。

この調査から導き出されたもう一つの重要なインサイトとして、「アジアの消費者が重視する価値」という点があります。それは「社会的責任を果たすこと」と「消費者の好みに合ったビジュアルレベル」だと言われています。消費者は、良い製品だけでなく、見た目の良さにも価値を見出しています。

今回の調査結果には、地域ごとの消費者のプレファレンスや、ソーシャルメディアの活用状況など、非常に示唆に富む情報が含まれており、「外部」の情報と個々の消費者が持つ周囲の情報の関連性、さらには「エンゲージド・エンスージアスト」の影響力を強化するための戦略も提言されています。

調査結果や実践的なアドバイスは、デジタルマーケティングにおける新しい視点を提供し、企業がどのようにインフルエンサーを活用すべきかのヒントを与えてくれます。アリソン・アンド・パートナーズは、消費者が集まるインフルエンサーのエコシステムを理解し、効果的に活用するためのリソースとして、この調査を更なる展開に生かすことでしょう。

調査の詳細は、アリソン・アンド・パートナーズのウェブサイトからダウンロード可能です。アジア地域でのマーケティング戦略を考える上で、無視できない重要なデータを手にすることができるでしょう。

会社情報

会社名
アリソン・アンド・パートナーズ株式会社
住所
東京都港区新橋5-5-1
電話番号
03-6809-1300

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