BIOLOGIC LOOPの再生
2022-02-09 09:00:04

循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」がポリエステル製品の再生を開始

循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」の新たな挑戦



ファッション業界が環境問題に真剣に取り組む中、株式会社BPLabが運営する「BIOLOGIC LOOP」は新しい循環型経済の形を体現しています。このプラットフォームは、天然繊維製品に留まらず、ポリエステル製品の回収や再生を開始することで、さらなる資源の有効活用を目指しています。

ポリエステル製品の再生開始



2022年2月に株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンと業務連携を結んだ「BIOLOGIC LOOP」は、2022年1月よりポリエステル製品の再生を可能にしました。エコログ・リサイクリング・ジャパンはポリエステル製品のリサイクル技術において非常に高い技術を持つ企業で、ポリエステル100%の繊維だけでなく、天然繊維との混紡品も扱っています。

この新たな取り組みにより、加盟企業・団体は綿や麻、毛、さらにはポリエステル素材を含む様々な製品の循環が実現します。これまでに集められた製品は、独自の技術で分離され、再生ポリエステルペレットとして新たな形で生まれ変わります。このペレットはボタンや中綿に再利用され、再び衣料品の一部として流通していくのです。

サステナブルなファッションの未来



BPLabの理念は、ファッション産業と消費者を結びつけ、新たな価値を創造することです。今後、新しいリサイクル技術の研究開発が進められることでライフスタイル産業はさらなる進化を遂げ、循環型のサーキュラーエコノミーに寄与することが期待されています。

BIOLOGIC LOOPは2021年8月から運営が開始され、設計段階で廃棄物を抑止する素材の使用を推奨し、不要となった繊維製品を効果的に回収します。そして、この過程で得られた資源を再利用し、資源の消費を最小限に抑えることを目指しています。

エコログ・リサイクリング・ジャパンの役割



エコログ・リサイクリング・ジャパンは約40社の企業と協力し、循環的なリサイクルシステムを構築しています。この取り組みは生産から消費、さらには再生に至るまでの全てのプロセスにおいてリサイクルを推進し、無駄をなくす循環型の社会を目指しています。

彼らが運営する全国初の繊維リサイクル施設は「びんごエコタウン」に位置し、そこでは不要となった衣類が独自のプロセスで再生される様子が見られます。再生されたペレットは、ボタンや日用品など多用途に利用されることにより、新たな循環を生み出します。

まとめ



「BIOLOGIC LOOP」がポリエステル製品の再生プロセスに踏み込むことで、ファッション業界は持続可能な未来に向けた一歩を踏み出しました。これからのファッションがどのように進化していくのか、注目が集まっています。サステナブルな選択肢としての循環型ファッションは、今後ますます重要な役割を担っていくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社BPLab
住所
東京都港区北青山2-12-8BIZSMART青山
電話番号
090-8648-8264

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