実話をもとにした心温まる物語
水族館で育ったラッコのラッキーが、赤ちゃんラッコたちの子育てに挑む感動の絵本『ラッキーあるラッコのものがたり』が、2025年7月16日に発売されます。本書は、著者キャサリン・アップルゲイトが創り出したストーリーをもとに、チャールズ・サントソの魅力あふれるイラストがふんだんに盛り込まれた一冊です。
物語の背景
この物語の主人公、ラッキーは幼少期に母親とはぐれ、その後人間に助けられ水族館で成長しました。大人になったラッキーは、一度海に戻りますが、残念ながら怪我を負ってしまいます。その結果、再び水族館での生活を余儀なくされるのですが、ラッキーに与えられた新たな役割は、同じように水族館にやってきた赤ちゃんラッコの世話をすることです。
明るさを取り戻すラッキー
この物語の中で、ラッキーは怪我を乗り越え、持ち前の明るい性格を活かして赤ちゃんラッコたちの面倒を見ることになります。その新しい役割に対するラッキーの心の変化や成長が、子どもたちに向けた力強いメッセージを伝えています。逆境にあっても明るく生きる力を描いた本作は、読者の心に響くことでしょう。
美しいイラストで描かれるラッコの世界
本書は、アメリカ・カリフォルニア州のモントレー・ベイ水族館に住むラッコたちをモデルにして描かれています。絵本版では、チャールズ・サントソによる愛らしいイラストが全32ページにわたって展開されており、子どもだけでなく大人にも楽しめる美しいビジュアルが魅力です。また、見開きでの瞬間的なストーリー展開も、子どもたちの注意を惹きつけるポイントとなっています。
原作の人気と評価
原作は2022年に刊行されて以来、Amazonでも高い評価を得ており、多くのファンを魅了しています。2025年には、待望の絵本版ができあがることで、さらに幅広い読者層にこの物語が届けられることでしょう。本書の魅力を伝えるために、出版社が制作したプロモーション動画も公開されており、メディアでの紹介にも役立つこと間違いなしです。
著者とイラストレーターの紹介
著者のキャサリン・アップルゲイトは、アメリカの児童書作家で、多数の人気作品を手掛けており、受賞歴も豊富です。イラストレーターのチャールズ・サントソは、アニメーション業界での経験を持ち、数多くの絵本にも関わっています。
本書の構成
本書『ラッキーあるラッコのものがたり』は、対象年齢が5歳以上と設定されており、親子で一緒に楽しむことができる内容です。定価は1,980円(税込)、ISBNコードは978-4-03-348670-3です。子どもたちの夏休みにぴったりのこの作品は、心温まる物語と美しいイラストで、多くの人に感動を与えることでしょう。詳細は、偕成社の公式サイトでも確認できます。