小学生の思考力を育む研究型教材NEST LAB.が登場

小学生の思考力を育む新たな試み

株式会社NEST EdLABが運営する「NEST LAB.」は、2025年8月より小学生向けの研究型教材の販売を開始します。これは、子どもたち一人ひとりの「好き」を大切にし、仮説を立てて試行錯誤を繰り返すことで、失敗を楽しみながら深く学ぶことができる資料です。日々変わりゆく社会において、知識だけではなく、自ら問いを立てる力が求められています。そしてこの取り組みは、教育現場や家庭に新たな風をもたらすことでしょう。

教材の背景

近年の社会では、ただ与えられた問題を解決するだけの知識ではなく、自分自身で問題を見つけ、解決策を考える力が重要視されています。文部科学省も「STEAM教育」や「探究的な学び」の必要性を強調しており、それに応える形で株式会社NEST EdLABは「子どもを研究者にする」ことを目指しています。学校や学童、家庭でも利用できる研究型教材を提供することによって、子どもたちが主体的に学べる環境を創出することが期待されています。

教材の特徴

NEST LAB.の教材は、実験や観察を通じて自ら仮説を立てることを促します。正解を教えるのではなく、試行錯誤を重ねながら学んでいく仕組みで、教材の開発には修士・博士号を持つ研究者が関わっており、専門性と教育実践が融合した内容になっています。また、初めての方でもスムーズに取り組めるよう、オンラインでの導入レクチャーや講義スライド、参考動画も提供されます。

教材ラインナップ

具体的な教材としては、以下のようなキットが用意されています：

- ホバークラフトキット：空気の力を利用して浮かび走る機体を作成します。

- 学びのポイント：浮力や重心、プロペラの原理を学びます。

- タネヒコーキキット：植物の種を模倣した飛行機を制作し、飛距離を競います。

- 学びのポイント：空気抵抗や生物模倣技術（バイオミメティクス）を探ります。

- DNA抽出キット：自分の口内細胞からDNAを抽出する実験です。

- 学びのポイント：遺伝子やセントラルドグマの基礎を理解します。

- ポリマーバッテリーキット：ゲル電池を自作し、蓄電の仕組みを体験します。

- 学びのポイント：ポリマーの特性と電池の仕組みを学べます。

- ペーパーライトキット：水とマグネシウムの反応を利用してLEDを点灯させます。

- 学びのポイント：電池の構造や再生可能エネルギーについて考察します。

カスタマイズの相談も可能

また、NEST EdLABではオリジナル教材の開発も受け付けており、社内の技術を効果的に伝える教材や地域文化を教材化したい方など、様々なニーズに応じて対応が可能です。テーマ検討から試作品作り、教材化、さらには量産・販売までも一貫して対応しています。

販売概要

この研究型教材は、2025年8月から販売され、対象は小学生や教育機関、自治体、学童および科学館などのイベントです。価格は各キット2,000～3,000円（税別）で、10キット以上の購入で対応しています。また、オンラインレクチャーは30,000円で提供され、40キット以上の発注に対しては無償です。発注は納期の1ヶ月前までに希望数と納品先を知らせる必要があります。