少女たちが祈る姿で伝える、ミャンマーの復興と平和の願い
ミャンマーで発生した大地震の影響が広がる中、新たな写真集がその景色を静かに切り取っています。著者むそうたかしさんが手掛けた『ほとけの乙女ミャンマーの仏塔・寺院と少女たち』は、震災の痛みを抱える国の美しさと希望を映し出した作品です。
震災の記憶と少女たちの祈り
この写真集には、ミャンマー各地にある仏教建造物と、そこに佇む少女たちの姿が収められています。特に、震源地ミャンマー第2の都市マンダレー近郊のザガイン地区で撮影された少女たちの祈る姿は、ただの写真以上のメッセージを伝えます。彼女たちの祈りは、失ったものの大きさを語りながら、明るい未来への希望を託しています。
2025年の3月28日、ミャンマー中部で起こった大地震は、多くの人々に悲劇をもたらしました。震災の影響を受けた地域では、建物が倒壊し、文化遺産が失われてしまいました。その中で、著者は少女たちが仏塔や寺院の前で祈る姿を捉え、彼女たちの無事を祈る気持ちと共に、その瞬間を記録しました。
美しい僧院の倒壊
マンダレー近郊の古都インワに位置するマハーアウンミェ僧院は、この大地震で倒壊しました。美しい建築物であった僧院の姿は、今や写真や映像でしか知られることがありません。その僧院を訪れた女子学生が、祈る少女たちの姿を撮影することができたのは、偶然の奇跡だったと言えます。
地震によって崩壊したビルや寺院の姿は悲しい現実を映し出す一方で、平和だったころのミャンマーを象徴する少女たちの姿には、非常に強いメッセージが込められています。
支援への想い
国際社会はミャンマーの復興を支援しようと動いていますが、実際に支援が行き届くかは不透明です。軍事政権下の震災では、支援が届かない可能性も多々存在します。今、私たちができることは、まずミャンマーの現実に目を向けること。そして、変革は一人一人の心の中に芽生えるものだと考えています。
この写真集を通じて、報道だけでは伝えきれないミャンマーの平和や復興に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
プロモーション動画
このプロジェクトを紹介する45秒のプロモーション動画も制作されました。ナレーションは人気アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎役や『進撃の巨人』のエルヴィン・スミス団長役で知られる声優の小野大輔さんが担当しています。
書誌情報
- - 書名: ほとけの乙女ミャンマーの仏塔・寺院と少女たち
- - 著者: むそうたかし
- - 仕様: A5判、上製、オールカラー、128ページ
- - 定価: 1,700円(税抜)
- - 出版社: 雷鳥社
- - ISBN: 978-4-8441-3797-9
この作品が、多くの人々の心に届き、平和へ向かう第一歩となることを願っています。