唇のうるおいとpHの関係を明らかにしたメナードの新研究

メナードの新しい研究が唇の魅力を解明

日本メナード化粧品株式会社は、唇の魅力に関わる4つの要素「うるおい」、「色み」、「ボリューム」、「シワ」を探求する研究を進めています。この研究では、男女による唇の魅力の感じ方の違いと、唇の「うるおい」に最も関与する生体因子として表面pHが明らかになりました。

魅力的な唇を構成する要素

研究によれば、魅力的な唇には以下の4つの要素が特に重要です：

- うるおい
- 色み
- ボリューム
- シワ

アンケート調査の結果、これらの要素には男女で重視されるポイントの違いが見られました。つまり、男性は「色み」と「うるおい」を特に重要視し、一方女性は「色み」、「うるおい」に加え「ボリューム」を重んじる傾向があることがわかりました。

この結果は、実際に唇がどのように見えるかに対する個々の感受性が異なることを示しています。特に、「うるおい」が薄れていると、全体的な魅力まで損なわれる可能性があるため、唇のケアは非常に重要です。

唇のうるおいとpHの関係

研究の中で特に注目されたのは、唇のうるおいが表面のpHと強く関連しているという発見です。唇の「うるおい」を示す指標として、角質細胞の重層剥離の状態が評価されました。これにより、表面のpHが低いほど、唇のうるおいが保たれていることが判明しました。

具体的には、唇の重層剥離スコアが高いほど、表面pHが低くなるといったデータが得られました。つまり、唇をしっかりと保湿するためのケアには、pHの調整が非常に重要であることが示されたのです。この知見は、今後のリップケア商品における成分設計に活かされることが期待されています。

今後のリップケア商品への展望

さらに、今回の研究成果をもとに、個々の魅力を引き出すリップケアの新提案が進められています。特に乾燥に悩む多くの人々にとって、効果的な保湿方法や商品開発が求められています。唇の美しさを追求するメナードの新しいアプローチは、魅力的な唇の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

本研究成果は、日本感性工学会論文誌に掲載予定であり、さらなる研究と実用化が進められることが期待されます。メナード化粧品のこの取り組みは、多くの人の唇の魅力を引き出す手助けとなることでしょう。