Konelが受賞
2024-10-17 06:25:28

越境型クリエイティブ集団Konelが「グッドデザイン賞 2024」で3部門を受賞

越境型クリエイティブ集団Konelが勝ち取った栄冠



東京を拠点に活動している越境型クリエイティブ集団「Konel」は、2024年度のグッドデザイン賞において3部門を受賞しました。この受賞は、彼らが手掛けたプロジェクトのデザイン性と社会的意義を証明するもので、特に「工場を、誇ろう。」「Morph(モーフ)」「PASSTO(パスト)」の3つのプロジェクトが受賞しました。これを機に、各プロジェクトの詳細や背景に迫ってみたいと思います。

1. コプレックの「工場を、誇ろう。」プロジェクト



コプレックが展開するこのプロジェクトは、日本のものづくり文化を背景に、製造業の労働環境改善を目指しています。快適さと効率性の均衡を追求し、労働者が誇りを持てる職場を作るための活動が進行中です。本プロジェクトは2022年に始まり、その理念は地方の小規模製造業から全国の製造業界全体に広がりを見せています。

コプレックの代表取締役社長、小林永典氏は、「このプロジェクトを通じて工場の魅力を再認識し、働く人々の誇りを高めたい」と語っています。また、関与するメンバーたちはこの理念共有のために積極的に活動し、共感する人々とともに新たなスタンダードを築くことを目指しています。

2. やわらかいロボット「Morph」



「Morph」は、生物の動きを模倣するやわらかいロボットで、ブリヂストンが開発したゴム人工筋肉を使用しています。このロボットは、自然界のデータをもとに生命感あふれる動作を実現し、新しい視点からのロボットの在り方を示しています。

ブリヂストンのソフトロボティクス ベンチャーズの創業メンバー、山口真広氏は「Morph」の開発において、現代社会における無目的なコミュニケーションの場を提供することを目指しています。製品は、まるで未知の生物や家具のような存在感を持つことが期待されており、未来の生活に新たな変化をもたらすかもしれません。

デザイナーの都淳朗氏は、「Morph」を通じて自己を開放する時間が増えれば、生活がより豊かになると信じています。

3. 資源循環を促進する「PASSTO」



「PASSTO」は、不要品の回収からリユース・リサイクルを行う仕組みを提供します。このプロジェクトは、生活者が身近な場所から資源循環に参加できるようなインフラを構築することを目的としており、「次の人に渡す」ことを意識したデザインが特徴です。

ECOMMITの取締役、山川咲氏は、「PASSTO」を通じて、捨てない社会を実現するために多くの議論を重ねてきたことを強調しています。彼女は、このプロジェクトが郵便ポストのように親しみやすい存在になることを願っており、今後もその普及を進めていく意向です。

Konelはこれらのプロジェクトを通じて社会に新しい風を吹き込み、ものづくりの文化やデザインの在り方について深い洞察を提供しています。グッドデザイン賞を受賞したことで、今後もさらに多くの人々にその影響を与えていくことでしょう。

グッドデザイン賞とは



グッドデザイン賞は、1957年に設立された日本唯一の総合デザイン評価制度です。この賞は単なる美しさを競うのではなく、産業や社会に貢献するデザインを広く評価し、推奨することを目的としています。

同賞は、世界でも有数の規模で、多くの企業やデザイナーから支持を受けており、その重要性はますます高まっています。Konelが受賞した3つのプロジェクトも、その理念に基づいた素晴らしい成果だと言えるでしょう。今後の活動にも期待がかかります。


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会社情報

会社名
株式会社コネル
住所
東京都中央区日本橋横山町6-14日本橋地下実験場
電話番号

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