東急不動産とトグルが業務のDX推進に向けた協力を開始

2024年5月、東急不動産ホールディングス株式会社（渋谷区）とトグルホールディングス株式会社（港区）が、業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進するための基本合意を締結しました。この合意により、両社は不動産業務の効率化を図り、AI技術を駆使した新たなソリューションの導入を目指します。

合意の背景

不動産業界では、物件の評価や案件管理に多くの時間と手作業がかかりました。特に物件のボリュームチェック作業は、業務の重要な部分でありながら、従来の方法では多くの人的リソースが必要でした。そのため、効率化が求められています。

トグルホールディングスが開発した「つくるAI」は、建築不動産業界の業務をAIによって効率化することを目的としたソリューションであり、ボリュームチェックに関しては高精度かつ迅速な評価が可能です。この技術を活用することで、東急不動産は不動産業務のDXを加速することができます。

協業の具体的な内容

今後、東急不動産の新しい基幹業務システムに「つくるAI」のボリュームチェック技術を搭載し、案件検討プロセスの効率化を実現します。業務のニーズに基づき、カスタマイズを行い、最適なソリューションを提供します。この協業の最初のステップとして、ボリュームチェックの実装に着手する予定です。

この取り組みにより、不動産開発における初期段階での検討スピードが格段に向上し、迅速な意思決定が可能となります。結果として、事業推進がスムーズになり、さらなる競争力強化が期待されます。