共同カイテック、アルピニスト野口健氏との新たな挑戦

共同カイテック、アルピニスト野口健氏とのスポンサー契約締結

環境設備メーカーである共同カイテック株式会社は、アルピニストの野口健氏とスポンサー契約を結びました。この契約は2025年4月1日付で正式に発効します。契約の背景には、野口氏の環境問題や災害支援活動に対する取り組みがあり、両者の共通の価値観が契約成立の鍵となりました。

代表取締役社長吉田建のコメント

吉田建社長は、野口氏との出会いを機に彼の挑戦心や被災地への真摯な支援活動に共感を抱いたと語っています。「今回のヒマラヤ遠征に際して、彼が当社のワッペンを身に付けて挑戦したいと申し出てくれたことは、我々としても大変嬉しいことであり、今後の社内イベントにおける講演なども検討して、共に挑戦する心を分かち合いたいと考えています」と述べています。

野口健氏の幅広い活動

野口健氏は、世界七大陸の最高峰に最年少で登頂した経歴を持つ、著名なアルピニストです。しかし、彼の活動は登山に留まらず、エベレストや富士山の清掃活動、環境教育の普及、災害支援に力を入れています。最近のヒマラヤ遠征では、娘の絵子さんと共に厳しい登山条件の中で、被災したターメ村を訪れ、その再建支援やエベレストBC周辺のゴミ確認も行いました。

野口健氏の挑戦と共同カイテックの目標

野口氏は共同カイテックの「未来に向かう挑戦」に共感し、スポンサー契約を結ぶことに決めたとコメントしています。「共同カイテックが持つ、環境保全やスポーツ支援への思いに、強い意志を感じています」と語り、これから共に挑戦し、より良い未来の実現に向けて取り組んでいくことへの期待感を示しました。

野口健の経歴

野口氏は、高校時代に登山を始め、1999年にはエベレストを登頂。以後、清掃登山を始め、環境問題への関心を高めてきました。災害支援活動としては、2015年のネパール大震災に対してさまざまな支援を行い、熊本地震時には避難所の「テント村」を運営しました。また、近年はトルコ地震や能登半島地震での支援活動も行っており、9500個もの寝袋を配布しました。現在は亜細亜大学特別招聘教授としても活躍しています。

共同カイテックについて

共同カイテックは持続可能な未来を目指し、環境設備メーカーとして3つの事業を展開しています。具体的には、大容量電気配線設備のバスダクト、電力・情報ケーブルを収納するOAフロア、建築物の断熱性向上を目的とした緑化事業などが挙げられます。

この新たなスポンサー契約を通じて、共同カイテックは野口健氏との連携を深め、社会貢献活動や環境保全への取り組みを一層強化していく方針です。