フリーBGM協会、音楽制作の新たな取り組みを開始!
一般社団法人フリーBGM協会は、2024年9月3日よりフリーBGM作曲家向けに「フリーBGM利用規約」の無償提供を正式に発表しました。この新しい取り組みは、音楽制作と利用者の双方にとって、より安全で信頼できる環境を提供することを目指しています。
利用規約の重要性
近年、YouTubeなどの動画配信サイトの普及とともに、フリーBGM作曲家の作品が意図しない形で使用される事例が増えています。さらに、企業や団体によるフリーBGMの利用が広がる中、作曲家自身の意図を超えた楽曲の使用によるトラブルも発生しています。これにより、作曲家だけでなく、利用者も損害を被る可能性があるため、明確な利用規約の必要性が高まっていました。
フリーBGM協会は、これらの問題を解決するために「フリーBGM利用規約」の雛形を提供することを決定しました。この規約は、フリーBGM作曲家が自らの条件に基づいて追加や削除を行い、利用者に明確な利用条件を提示できるように設計されています。
利用規約の内容
「フリーBGM利用規約」には、禁止事項や免責事項が含まれており、作曲家が自身の創作物を守るための基本的なガイドラインが示されています。これによって、作曲家は安心して自らの楽曲を提供でき、利用者も適切な範囲内で利用できる条件が整うことが期待されます。
追加の書類も無償配布
さらに、フリーBGM協会は作曲家向けに「楽曲販売用契約書」と「楽曲販売用請求書」の雛形も合わせて提供します。これらの書類により、個別の楽曲制作に関する契約や請求に関する負担が軽減されます。
特に「楽曲販売用契約書」は、依頼主との納期や費用について明確に定義する機会を提供し、「楽曲販売用請求書」はインボイス制度に基づいた柔軟な請求書作成が可能になるため、フリーBGM作曲家にとって非常に有益です。
これらの書類は、フリーBGM協会の公式サイトからダウンロード可能で、各作曲家が自分のニーズに応じてカスタマイズできます。
フリーBGM協会について
フリーBGM協会は、東京都千代田区に本拠を置く団体で、フリーBGM作曲家や利用者に向けた情報の集約や発信を行っています。音楽に関する安全で快適な環境を構築することを目指し、今後も様々な取り組みを進めていく予定です。
公式サイト:
フリーBGM協会
この新しいサービスにより、フリーBGM作曲家と利用者の双方が益々安心して音楽を楽しみ、創作できる未来が期待されます。