ハラスメント相談窓口の実態とその改善策を探るセミナー開催

ハラスメント相談窓口の活用を促進するための課題とは



一般社団法人クレア人財育英協会は、6月15日(日)に特定社会保険労務士の小野純氏を講師に迎え、その相談窓口に関するセミナーを開催します。テーマは「『ハラスメント相談窓口あります』では、誰も相談しない」。昨今、ハラスメントに対する法律は整備されているものの、現場では依然として「相談しない」という状況が継続しています。その背景には、相談しづらい環境や制度の不十分さが存在し、その解消には何が求められるのかを探ります。

ハラスメントの相談件数と現状



厚生労働省の統計によると、年間の労働相談件数は120万件を超え、その多くがハラスメントに関連するものです。制度が整備されても、実際には「相談しない」「誰に相談すべきかわからない」という状態が続いています。企業や教育現場での実情に目を向けると、「これは指導かハラスメントか」といった心理的な葛藤が存在し、正しい判断を下すことが難しいのが現状です。

こうした状況を打破するためには、ハラスメント相談窓口の存在を形骸化させず、実際に活用される場にすることが急務です。セミナーでは、特に、相談窓口が「空気化」してしまう理由、相談が行われにくい見えない構造、相談を「予防の行動」として根付かせるための視点などについても論じられます。

講師・小野純氏の紹介



講師の小野純氏は、パワハラ防止法の施行以前から様々な業界で400回以上のハラスメント研修を実施しています。法律知識のみならず、「現場でどう伝えるか」というコミュニケーションの有効性や、感情がどのように動くかに着目した研修が評価されています。また、雇用クリーンプランナー資格の監修と講師活動を通じて、全国での活動を展開しています。

セミナーの詳細



セミナーは以下の概要で行われます:
  • - 日時:2023年6月15日(日)12:00〜13:00
  • - 主催:一般社団法人クレア人財育英協会
  • - 場所:千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町本社ビル6F
  • - 講師:小野純(特定社会保険労務士/雇用クリーンプランナー)

今後の展望



雇用クリーンプランナーは、ハラスメントの「予防」と「相談対応」に特化した資格です。資格取得者は全国で650名を超え、企業や教育機関など多様なフィールドで活躍しています。今後もこのようなセミナーを通じて、ハラスメント問題への意識を高め、現場での実践的な解決策を模索していくことが求められています。

メディア関係者の方々には、登壇講師インタビューや報道に関するお問い合せを随時受け付けており、ハラスメントや労働トラブルに関する専門的な情報提供にも対応可能です。ぜひ、この機会にお問い合わせください。

会社情報

会社名
株式会社SA
住所
東京都千代田区紀尾井町3-12紀尾井町ビル6F
電話番号
03-6265-6838

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