恋愛が健康寿命を延ばす？シニア調査結果から明らかになった真実

40代から80代の恋愛が健康に与える影響

最近、株式会社ラス恋が「ミドルシニアの終活と恋愛・健康に関する意識調査」を行いました。この調査によれば、40歳以上の恋活・婚活マッチングアプリ「ラス恋」のユーザー1,926名のうち、なんと87.6％が「恋をすることが健康寿命を延ばす」と答えています。これは非常に興味深い結果です。

調査の背景と目的

この調査は、シニア世代の恋愛や健康についての意識を探ることを目的として実施されました。調査期間は2025年9月22日から9月25日までで、対象は40歳から80歳のユーザーです。恋愛の経験が健康に与える影響について深く掘り下げることが求められており、実際にどのようなポジティブな変化がみられるのかが注目されています。

調査結果の要点

調査結果のサマリにおいて、恋愛がもたらす影響として以下の点が挙げられます。
1. 恋愛が心身に良い影響を及ぼす。具体的には、「毎日が楽しくなった」と感じた人が42.0％、未来に希望やワクワク感を持つようになったと回答した人が35.0％でした。
2. 美意識と生活習慣の改善。美容やおしゃれに気を使うようになった人は29.2％、特に女性では47.0％がその傾向を示しました。恋愛を通じて生活全般が向上する様子がうかがえます。
3. 健康管理への関心。恋愛をきっかけに健康に意識を向けるようになり、体を動かすようになった人が16.7％に達しています。このように、恋愛はメンタルだけでなく、フィジカル面においても良い結果をもたらす可能性が高いのです。

経験談から見る恋愛の効果

自由回答のセクションでは、「恋をすることで若々しさを取り戻した」、「笑顔が増えた」、「健康への意識が高まった」という声が寄せられました。年齢を重ねることで、恋愛がもたらすエネルギーの源に気付く人が多いようです。

例えば、奈良県に住む65歳の女性が「若返った」と言われたり、大阪府の56歳の男性が「運動をするようになり、痩せた」との意見を述べたりしています。また、「一人ではないという安心感から不眠症が改善した」といった趣旨の感想もあり、恋愛が精神的な健康にも寄与していることが証明されています。

梅津順江所長の見解

ハルメク生きかた上手研究所の所長、梅津順江さんは「恋は心を豊かにし、自己肯定感を高め、新しい発見をもたらす」とコメントしています。特に50代以上の女性においては、この研究結果からも明らかなように、恋愛が生活や気分に好影響を与えることが実証されています。魚や野菜が健康にいいように、恋愛もまた心と体の栄養剤と言えるでしょう。