第35回全日本大学アルティメット選手権大会:國學院大学と日本体育大学の輝き
2024年11月2日(土)と3日(日)、福島県楢葉町のJ-VILLAGEにて開催された第35回全日本大学アルティメット選手権大会。全国から集結した強豪大学チームによる熱い戦いは、多くの観客を魅了しました。
オープン部門では、國學院大學トライアンフが初優勝という快挙を成し遂げました。これまで幾多の強豪校を抑えてきた中京大学フリッパーズを破るという、大きなサプライズとなりました。3位には早稲田大学SONICSが入賞しました。
國學院大學トライアンフの活躍は、チーム一丸となった戦略と、個々の選手の卓越した技術が織りなす完璧な連携によって支えられました。特に、MVPを獲得した細谷伊織選手(#10)のパフォーマンスは圧巻で、その華麗なパス回しと正確なキャッチは、観衆の視線を釘付けにしました。中京大学フリッパーズの石川颯良選手(#13)も敢闘賞を受賞するなど、白熱した戦いを繰り広げました。会津大学DualBootはSOTG賞を受賞し、そのスポーツマンシップあふれるプレーが評価されました。
ウィメン部門では、日本体育大学BARBARIANSが6連覇という金字塔を打ち立てました。圧倒的な強さで他チームを寄せ付けず、その実力は他の追随を許しません。2位には中京大学Naughty Kids、3位には東京都立大学BUTTERFLYが入賞しました。
日本体育大学BARBARIANSの優勝は、長年の鍛錬とチームワークの賜物と言えるでしょう。MVPを獲得した岸田郁美選手(#8)のリーダーシップと、チーム全体の堅実なプレーが、勝利の鍵となりました。中京大学Naughty Kidsの河柳歩里選手(#23)も敢闘賞を受賞し、その粘り強いプレーが称賛されました。早稲田大学SONICSはSOTG賞を受賞しました。
今大会は、アルティメット競技の進化と魅力を改めて認識させる、素晴らしい大会となりました。選手たちの真剣な眼差し、そして勝利への執念。その熱気は、観衆の心を掴み、忘れられない感動を届けてくれました。
アルティメットの魅力
アルティメットは、7人制で行われるフライングディスク競技です。100m×37mのコートで、ディスクをパスしながらエンドゾーンを目指し、キャッチすることで得点を競います。独特のディスクの飛行特性、スピードと持久力を必要とするプレー、そして「スピリット・オブ・ザ・ゲーム(SOTG)」という、自己審判制を基盤としたフェアプレー精神が、この競技の大きな魅力です。
大会概要
今大会は、一般社団法人日本フライングディスク協会が主催、文化シヤッター株式会社が協賛して開催されました。本戦には、オープン部門とウィメン部門合わせて48チーム、1345人が参加しました。地区予選を含めると、121チーム、2692人が参加し、全国規模の盛況ぶりでした。
この大会を通じて、アルティメット競技の普及と発展に大きな期待が寄せられています。
[参考URL: https://www.jfda.or.jp/2024/07/11/2024alljapan-university-ultimate-main/]