六本木ヒルズにて「星取県」自慢の新米を楽しむ稲刈りイベント

六本木ヒルズで体験する「星空舞」の稲刈り

10月5日、東京都六本木のヒルズ屋上庭園にて、鳥取県自慢のオリジナル米「星空舞」の稲刈りイベントが行われました。このイベントは2003年から始まり、今年で20回目を迎えます。都心の近代的な森タワーを背景に、古き良き稲刈りを体感できる貴重な機会となっています。

鳥取県とのコラボレーション

今回のイベントは、2021年度以来2度目の鳥取県とのコラボレーションです。事前に星形に植えられた「星空舞」の稲穂は、参加者約150名が集まり、実りの秋を迎えました。参加者は米作りの楽しさを体感するとともに、五ツ星お米マイスターによるおにぎり作りの講座も受けました。さらに、炊き立ての「星空舞」と鳥取の特産品を合わせて楽しめるという、夢のような体験が用意されていました。

実りの秋を味わう

参加者たちは、地元の特産品を取り入れたご飯のおともとともに、炊き立ての「星空舞」を味わいました。「このまま食べても甘みがあり、しっかりした粒感が素晴らしかった」との声が聞かれる中、農業試験場が30年の研究をかけて生み出したこの新品種は、夏の猛暑にも耐えうる特性を持っており、今夏も多くの期待が寄せられていました。

「星空舞」とは何か

「星空舞」は、鳥取県の農業試験場が30年の歳月をかけて開発した新しい米の品種で、2018年に市場デビューしました。その特性は、高温に強く、倒れにくいこと。特に、コシヒカリの良さを維持しながら、さらに便利な農業ができるように生まれました。

この名前の由来として、鳥取県は「星取県」として名乗るほど、星空の美しさでも知られています。環境省の観察でも日本一となった星空が広がる場所で生まれたお米だからこそ、見た目に透き通るような美しい「星のように輝くお米」として名付けられました。

お米と特産品のマッチング

この日のイベントでは、参加者が松浦理雄さんからおにぎりの作り方を学びました。こだわりの「星空舞」を使ったおにぎりは、粒立ちも良く、あっさりした味わいが特徴です。小池さんの指導のもと、参加者たちはそれぞれのこだわりを生かしたおにぎり作りに挑戦しました。

また、「星空舞」と相性抜群の鳥取県特産のおかずも並びました。手に取った参加者たちは「初めての味ですが、甘味があってとてもおいしい」と感激し合っていました。