保活ワンストップサービスの拡大
東京都は「東京デジタル2030ビジョン」に基づき、保護者が抱える保育活動(保活)の負担を軽減するため、保活ワンストップサービスを19の自治体に拡大しました。このサービスは、保護者がスマートフォン等を使用して、保育施設の情報を効率的に収集したり、見学予約や入所申請をオンラインで簡単に行えるように設計されています。
1. 保活ワンストップサービスとは
保活ワンストップサービスは、東京都とGovTech東京による協力の下に提供されています。この画期的なサービスでは、以下のような機能が備わっています。
1-1. 利用可能な機能
- - 最新情報の収集: 保活に必要な最新の情報を一元的に収集することができます。
- - オンライン見学予約: 保育施設への見学予約をオンラインで手続きできるため、非常に便利です。
- - 入所申請へのスムーズな移行: 自治体の保育施設入所申請ページに直接アクセスできるため、手間が省けます。
これにより、保護者は保活に要する時間や労力を大幅に削減でき、より良い保育施設選びに集中できるようになります。
2. 拡大された自治体と提供開始日
このサービスは令和7年7月18日から、初期の3自治体(板橋区、足立区、調布市)の123園から、19自治体、すなわち1,070園に拡大されました。具体的には、以下の自治体で新たにサービスが開始されます:
- - 先行実施3自治体: 板橋区、足立区、調布市の133園で、既存の123園と合わせて256園で実施されます。
- - 新規追加の16自治体: 港区、江東区、渋谷区、杉並区、江戸川区、八王子市、青梅市、昭島市、町田市、日野市、狛江市、東大和市、清瀬市、武蔵村山市、多摩市、西東京市の814園に拡大されました。
具体的な対象保育施設については、専用のPDF資料を参照してください。
3. 利用方法
保活ワンストップサービスは、以下のプラットフォームを通じて利用できます。
- - 民間保活サイト: 「えんさがそっ♪」や「hoiciL(ホイシル)」などの民間サービスを利用できます。
- - 東京都のポータルサイト: 公式の「東京都保活ワンストップポータルサイト」で情報を収集し、手続きが行えます。
- - 東京アプリ: スマートフォンアプリから直接アクセスすることも可能です。
4. 未来への展望
東京都はこのサービスを通じて、「2050東京戦略」の重要な取組みを進めています。特に、デジタル化を推進し、都民の生活の質(QOL)向上に貢献するスマートシティの実現を目指しています。これにより、都政のサービスの質(QOS)をさらに高めることが期待されています。
この保活ワンストップサービスの導入は、多忙な保護者に大きな利便性をもたらし、保育施設選びをスムーズに進める手助けとなるでしょう。今後も、さらなるサービスの充実が期待されています。